初代インプレッサオーナーに直撃インタビュー!
参加したユーザーにインプレッサの魅力について聞いてみました。
1999年式「GC8 STI Ver.6」に乗る、まっちゃんさんとみぃさんカップル。まっちゃんさんが幼少のころ親戚がレガシィに乗っており、ボクサーサウンドを聴きながら育ってきたといいます。
その体験もありクルマを買うならインプレッサが欲しいと、ずっと思っていたそうです。
しかし、免許を取ってすぐインプレッサに乗るような自信はなかったので、いったん違うクルマでMTの運転経験を重ねてからの購入だったとか。1990年代のクルマが発する機械の音が好きで、とくにボクサーエンジンのドコドコ音が堪らないといいます。
会場には女性オーナーも多く見られました。そのひとり、にしをさんはインプレッサの顔が好きで、買いたいと思ったちょうど良いタイミングで目の前に、愛車となった1999年式「Type RA Limited」が現れたそうです。
社会人になって通勤用の車で走っているとき、そろそろ次のクルマが欲しいなとお金を貯め始めたところで、たまたま中古車屋さんに出てきたとのこと。
青ボディに金色のホイールが似合っていて、マッドフラップも装着。もともとロールケージが付いていて、気がついたらインプレッサの魅力にどっぷりハマり、今ではインプレッサがないとダメだといいます。
基本的に自分でメンテナンスもこなすので、いま一番欲しい物は「サービスマニュアル」というあたりからも、インプレッサへの深い愛が分かります。
女子会のようになっていた話の輪のなかでインプレッサの好きなところを聞くと、「すべて」「音がいい」「見た目(外装)」「手足のように動く」「なんならインプレッサと結婚」と、愛の溢れる回答が返ってきました。
長年インプレッサに乗る中村さん夫婦は「エンジンを掛けるたびにワクワクする」といいます。「GCインプレッサ」を長年乗り続け、奥さんと息子さん用に「GDBインプレッサ」、そのほかに「ヴィヴィオ」を複数台持つというスバリストです。
乗り始めて22年が経ち、欠品となるパーツが出てきたこともあり、スバルもほかのメーカーのようにヘリテージ活動をしてくれると嬉しい、と中村さんはいいます。
またGDBインプレッサと乗り比べたり、奥さんが以前、三菱「ランサーエボリューション」やマツダ「RX-7」に乗っていたこともあり、それらに比べてもGCインプレッサの良さが気に入っているそうです。
今回のGC/GFオフ会を主催したデザイナーの手島氏は、かつて富士重工業に在籍しデザイナーとしてインプレッサの開発に携わっていました。
自身が関わったクルマが我が子のように感じられ、25周年の時に「誕生日おめでとう」とSNSで発信したことで、それまでバラバラに開催されていたオフ会が集結して、このような大規模なオフ会が始まったといいます。
手島氏は、オフ会の盛り上がりを次のように振り返ります。
「インプレッサはラリーに出たというインパクトと印象が強烈に残っていて、当時の世代には強く刺さり、若い世代にはアニメの影響によって再び人気が出ました。
いろいろな年代の人に受け入れられ、さまざまなタイプのクルマがあり、ノーマルで乗るのも良いし、カスタムするのも似合います。
いろんな人にフィットするからこそ愛されていると思います」
※ ※ ※
オーナーのみなさんは古いクルマを維持する苦労もあるようですが、初代インプレッサは30年経っても人気は衰えず、むしろ盛り上がりを見せています。
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