ゴルフに行くためにピッタリなクルマってどんなクルマ?

 ステーションワゴンといえば、広い室内空間と荷室性能に加えて、走行性能も魅力のボディタイプです。そんなステーションワゴンの中でも、SUBARU「レヴォーグ」は、ひときわ存在感があるクルマではないでしょうか。そのレヴォーグ、実はゴルファーにとってこれ以上のクルマはないのでは? と筆者(岡本幸一郎)はかねてから思っていました。

女子プロゴルファーの川満陽香理さんと都内で待ち合わせた筆者(岡本幸一郎)
キャディバッグとスーツケースを積んでもまだまだ余裕があるトランク

 そこで今回は、女子プロゴルファーの川満陽香理(かわみつ・ひかり)さんに乗ってもらって、実際に使い勝手をどのように感じるのか試してもらいました。

 この日初めて「レヴォーグ」を間近で見た川満さんは、「エッジが効いたデザインでかっこいいですね!」とひと言。さらに、「このクルマなら、色々と荷物が嵩張るゴルフ場へのドライブでも頼りになりそうです。」と続けます。

 ご存じのとおり、ゴルフの道具というのは大きくて重いうえ、その量も多くなりがちです。クルマには、それを積むための広いスペースが必要なのはもちろん、積みやすさも問われます。その点レヴォーグは、リアゲートが電動開閉しますし、スイッチ操作だけでなく六連星のエンブレムに肘などを近づけるだけでも開く「ハンズフリーオープンパワーリヤゲート」も備えています。

 荷室のフロアも低く、開口部も低い位置から大きく開くおかげで道具の積み降ろしが非常にラクなのも、ステーションワゴンであるレヴォーグならではの強みです。最大561リットル(VDA方式)もの大きな容量が確保された荷室は、フロア下にも深くて広い大型サブトランクがあるので、常時クルマに積んでおきたいものはそちらに入れておくのもいいでしょう。

レヴォーグは床下も大容量! スーツケースもこの通りすっぽりと入る
レヴォーグは、リアゲートが電動開閉するから荷物の出し入れがしやすい
六連星のエンブレムに肘などを近づけるだけでも開く「ハンズフリーオープンパワーリヤゲート」

 車内空間は、5人の成人がゆったり乗れる広さが確保されているので、複数人で1台のクルマに相乗りしてコースに向かうような使い方もできます。

 また、レヴォーグに搭載されたドライバーモニタリングシステムに運転者の顔をあらかじめ登録しておけば、運転席に座っただけでドライバーシートの位置やミラーのポジションを合わせてくれるのも重宝します。

ドライバーモニタリングシステムはセンターディスプレイ上部のカメラでドライバーを認識している
ドライバーモニタリングシステムは運転席に座っただけで最適なドライビングポジションにセットしてくれる
ドライバーモニタリングシステムには居眠りの注意アラート機能も備える

ドライバーのストレスを軽減する様々な機能が搭載された「レヴォーグ」

川満さんの運転のもと、都内から山梨県のゴルフ場に向けて出発!

 今回「レヴォーグ」を体験してもらう川満さんは沖縄の宮古島の出身で、現在は都内にお住まいだそうです。

 ふだんはミニバンに乗っているそうですが、レヴォーグの運転を始めてほどなく、「乗りやすくて走りが良い!」と感心していました。人を中心として運転のしやすさを考えて設計された「レヴォーグ」の良さを即座に感じ取ったようです。

川満さんはレヴォーグの運転を始めてすぐに視界の良さを実感したそう

 さらにSUBARUが提唱する、視界の良さをはじめとする運転環境にも深く配慮した「0次安全性能」のことを筆者が説明したところ、大いに納得した様子でした。

「レヴォーグ」は、死角が少なくなるピラーの設計や、歩行者などが運転席から見やすい三角窓などが備わっていて周囲の状況が確認し易い為、クルマの周りに子供がいたとしても安心して運転できるのです。

 また、運転に必要な情報を的確に伝えてくれるデジタルコクピットは、少ない視線移動で情報を見れることも特徴のひとつです。

 運転席前の12.3インチのディスプレイはフル液晶メーターで、運転支援システムの作動状況のほか、地図画面の表示もできます。さらに中央の11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイでは、さまざまな機能をタブレットのようにスマートに使いこなすことができます。

運転席前の12.3インチのディスプレイは地図画面の表示可能
ダッシュボード中央の11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイ
車両周囲に設置されたカメラにより、目視できない部分もモニターに表示することが可能

アイサイト・ツーリングアシストを使えば長距離が安全かつ快適になる

この機能があればロングドライブでも疲れが気にならない!と川満さんは語った

 さて、ひと通り「レヴォーグ」を川満さんにチェックしてもらったので、首都高速から中央道へとクルマを走らせ、本日の目的地である名門、河口湖カントリークラブに向かいます。

 SUBARU独自の水平対向エンジンや駆動システムによって重心が低く、直進安定性が高くて高速道路を巡行するのも大得意。横風にも強く、フラつくこともなく走りが安定しています。

アイサイト・ツーリングアシストは運転席前のモニターでも作動状況を確認できる

 レヴォーグに搭載された先進運転支援システム「アイサイト」の機能のひとつで、自動的に前車との車間距離を最適に保ちながら走行したり、車線維持を補助してくれたりする「アイサイト・ツーリングアシスト」を使ってもらいます。

 川満さんは「アイサイト・ツーリングアシスト」を使うのは初めての体験だそうで、「これは便利! ドライバーの運転をクルマがサポートしてくれるんですね。これならロングドライブでも苦にならなそうです」と喜んでいました。

 さらに今回の「レヴォーグ」には、「アイサイト」のレベルをさらに引き上げた「アイサイトX」が搭載されています。「アイサイトX」は車両の全方位をカメラやセンサーによって常にセンシングするうえ、衛星やGPS、高精度地図データも活用する、高度運転支援システムなので、例えば前方にカーブがあったとしても、カーブの曲率にあわせて適切な速度に減速し、カーブが終わればまた元の速度に戻してくれます。

アクティブレーンチェンジアシストは車線変更のミスを防いでくれる

「アクティブレーンチェンジアシスト」はウインカー操作をするだけで車線変更を開始してくれる

 また「アイサイトX」の機能のひとつに、クルマが周囲の安全を確認して自動的にステアリングを制御して車線変更をサポートする「アクティブレーンチェンジアシスト」があります。この機能には、川満さんもかなり驚いている様子でした。

 車線変更はもちろんドライバーの目でも安全を確認しますが、人間のやることなので、死角に入ったクルマを見落とすなど、どうしてもミスは起こるもの。ですが、そういったミスの発生をクルマがサポートしてくれれば確実に安全を確認できるというわけで、本当に助かる機能です。

「レヴォーグ」ならもちろん「走りの良さ」もぬかりなし!

「レヴォーグ」はワインディングでも思いのままのドライブができる!

 ゴルフ場というのはおおむね、都市部から離れた場所にあるものですが、そうなるとこうした運転支援技術が大いに役に立ちますし、一般道に降りてからも思い通りにクルマを操れる愉しさがあったほうがいいに決まっています。

 レヴォーグに搭載された新世代水平対向エンジンは、余裕のある動力性能のおかげで高速道路でもワインディングでもリラックスして快適に走ることができます。

「このクルマ、どんな速度からでもアクセルを踏んだ瞬間に加速してくれるので、思いのまま運転できて愉しいですね!」と川満さんもご満悦です。

AWDを研究し続けてきたからこそできる、スバル車の走行安定性能

 河口湖インターでおりて一般道を少々。近隣にはちょっとしたワインディングロードもあり、そこでもレヴォーグは本領を発揮します。

信号が青に切り替わっても一定時間停車を続けている場合に、音と表示でドライバーにお知らせする「青信号お知らせ機能」

 水平対向エンジンを搭載したレヴォーグはもともと走りの素性が良く、加えてSUBARUならではのシンメトリカルAWD(※1)によりハンドリングがよいのもひとつのポイントです。

 また信号待ちで停車している際に前車の発進を知らせてくれる機能は昨今、ほかでもよく見られるようになりましたが、レヴォーグの場合は前に車がいなくても、クルマのステレオカメラが信号の色を認識し、赤から青に変わっても一定時間停車を続けているとお知らせ表示と音で知らせてくれます。

 この機能に川満さんは「うっかり青信号になったのを見落としてしまう瞬間ってありますもんね。これは助かります!」と感心していました。

(※1)SUBARU独自の4輪駆動システム。水平対向エンジンを核として、トランスミッションやデファレンシャルが、左右対称・一直線にレイアウトされている。このレイアウトは4輪にバランスよく荷重がかかるため、タイヤの接地性をしっかりと確保でき、荷重をかけた時の左右差が少ないので優れたハンドリング性能を体感できる。

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