一気に加速! リニア感がスゴイ!
新型ソルテラは新開発のEV専用プラットフォーム「e-SUBARU GLOBAL PLATFORM」により、走りや安全性、実用性などの高性能化を実現。AWD車のモーターは、フロント/リアに各80kWを搭載しました。
新型ソルテラの開発で目指したのは「これまでスバル車に乗っているユーザーでも違和感のない走り味」ですが、重量物であるバッテリーを床下の低い位置に搭載することで、低重心の水平対向エンジンのような高い走りの質感を実現しているといいます。
高速道路を走ってみると、EVならではのリニアな加速によって一気に制限速度へ到達してしまうのですが、そこへ行き着くまでが非常に滑らかであるのと、車体がブレることなく安定していることに驚きます。
ワインディング路ではワンペダルドライブ「S PEDAL DRIVE」を試してみました。コーナーが続くような道では、通常はアクセルとブレーキを頻繁に踏みかえる必要がありますが、新型ソルテラはアクセルの加減速だけでスピードを調整でき、ステアリング操作に集中できます。
そして、新プラットフォームや低重心などの利点がここにも効いているようで、新型ソルテラは思いのほかワインディング路が楽しく、まるでスポーツカーを操っているかのような走りを堪能できました。
「フォレスター」や「アウトバック」なども、車高の高いSUVでありながらそのスポーティな走行性能が特徴のひとつです。新型ソルテラはこれにモーター駆動のリニアな加速感が付け足されることで、魅力が増幅されたように感じられるのです。
後席に乗ってみると、とても広くてゆったりしていることに気付きます。EVということでフロアをフラットにすることができ、さらに2850mmというロングホイールベースによって膝まわりを広く確保したほか、頭上の空間にも十分な余裕を持たせ、広々とした後席を実現したといいます。
さらに、ラゲッジスペースの積載性にも注力されており、9.5インチのゴルフバッグは4個積載でき(ET-SSの場合。ET-HSは3個積載)、82リットルのスーツケースも3個載せることができます。
また、テールゲートも上に大きく開くので、大きな荷物の載せ降ろしも楽にでき、SUVとしての実用性も十分です(上に開きすぎて、背が低い人だとパワーゲートの開閉ボタンに手が届かないこともありそうですが)。
安全機能は、スバルの「アイサイト」ではなく、最新版の「トヨタセーフティセンス」改め「スバルセーフティセンス」を搭載します。
「アイサイトX」のように、高速道路の渋滞時に手放し運転できる機能はありませんが、前方は単眼カメラとミリ波レーダー、後方は後側方レーダーが車両の周囲の状況を監視し、さまざまなシーンで安全運転を支援。
アイサイトにはない「プロアクティブドライビングアシスト(PDA)」は、日常走行において道路上の歩行者や自転車、先行車、カーブを認識したときに、ドライバーの操作からその意図を理解し、減速や操舵を自然に制御して危険回避をアシストします。
また、自動駐車をおこなう「アドバンストパーク」の並列バック駐車を実際に試してみると、停める位置を選ぶだけであっという間にクルマが自ら駐車してくれる優れもの。
状況によるとは思いますが、今回試してみたときは切り返すことなく一発で駐車でき、しかも素早く、位置もピッタリという、見事な駐車を見せてくれました。
余談ですが、このとき停めた駐車場が狭く、左右のクルマとの間隔が近くて降りるのが大変だったのですが、スマートフォンのデジタルキーを活用して外から駐車することもできるので、使いこなせれば本当に便利な機能だといえるでしょう。
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スバルのAWDシステム「X-MODE」を搭載し悪路走破性も高めた新型ソルテラは、走行性能や実用性を含めて、これまでのスバルSUVと同じように使えることがわかりましたが、最大の違いは充電が必要ということです。
FWD車は567km、AWD車は542kmという航続距離(WLTCモード)を確保していますが、外気温やエアコンの使用状況によって左右されるので、実際はこれよりも短くなってしまいます。
昨今は高速道路のSA/PAや道の駅、コンビニ、大型ショッピングセンター、宿泊施設などに急速充電器が設置されていますが、これからEVがどんどん増えてくると、充電器の不足が懸念される状況。
EVにいち早く取り組んだ日産は各ディーラーに急速充電器を設置し、場所によっては複数台の充電器を置いているところもあったり、24時間いつでも使える体制を整えたりしています。
トヨタや三菱、ホンダなどもディーラーに充電器を配備するところが増えていますが、スバルディーラーもEVを販売する以上、オーナーがいつでも使えるような充電器の設置が必要となりそうです。
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レイバック
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クロストレック
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ステラ カスタム
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