スマート K解説

スマートKは2001年から2004年までメルセデス・ベンツがスマートブランドで販売していた軽自動車規格の車です。

車名の「スマート」は創業時にパートナー関係にあった「スウォッチ（Swatch）」の「S」と、「メルセデス・ベンツ（Mercedes-Benz）」の「M」に、芸術の「Art」を組み合わせ、英語の「smart」掛け合わせたものです。「K」は軽自動車の「軽＝K」から取られています。

スマートKの特徴は日本の軽自動車規格に合わせて設計されたコンパクトボディです。スマートKは国内で軽自動車規格内にボディサイズを収めるために、ベース車のスマートのリアフェンダーとタイヤのサイズを変更しています。ボディサイズは全長2500ｍｍ、全幅1475ｍｍ、全高1500ｍｍで、車両重量は1t以下の730kgとなっています。エンジンは600cc直列3気筒、ガソリンエンジンが搭載されています。

スマートKの乗車定員は2名ですが、その室内の居住性はゆったりと確保されていて、ラゲッジルームには大型のスーツケースが1個収まるほどの余裕があります。内装はスマートと比べると各種装備が簡略化されているスマートKのインテリアですが、エアコンやパワーウィンドウ等の快適装備は標準で装備されています。また、スマートKは日本国内仕様ということもあり、右ハンドル仕様で販売されていました。

スマートKは輸入車でありながら軽自動車という珍しい仕様のため、中古車市場で根強い人気を保っています。スマートKの中古車平均価格は、約36.3万円となっています。(2020年5月調べ)良質な車体を見つけた場合は早めの購入をおすすめします。