日産 Be-1解説

Be-1は、日産が1987年から1988年まで発売したマーチベースのパイクカーです。

「ここちよさ優先のナチュラルカー」をコンセプトとし、どこか遊び心や懐かしさを感じさせるキュートなスタイリングが特徴的なクルマです。車名には「あなたのだけの1台になる」というメッセージが込められています。販売当時はBe-1ブランドを押し出すため、南青山にBe-1ショップもオープンしました。

Be-1のボディサイズは、全長3635mm、全幅1580mm、全高1395mmとなっており、初代マーチがベースとなっている非常に小回りの利くコンパクトカーとなっています。

インテリアは、Cピラー外装部分にはABS樹脂が使われ、エンジンフードやドアパネルにはデュラスチールを採用。今までにないデザインを実現するためさまざまな新素材が組み合わせられました。また、耐衝撃性に優れており、フレックスパネル用の特殊なプライマを採用し、材料の持つ高耐衝撃性を実現しました。

エンジン性能は、MA10S型（直4・OHC）1.0リッターで、最高出力は38kW（52p）/6000rpm、最大トルクは74N・m（7.6kgf・m）/3600rpmとなっており、小柄ながら瞬発力も兼ね備えたモデルです。

日産 Be-1の中古車販売価格の相場は、平均価格60.4万円となっています（2020年4月調べ）。発売終了から年数が経過しているため、状態の良いBe-1と出会ったら早期の購入をおすすめします。