ミニ ミニクーペ解説

ミニクーペは、BMWがミニブランドで2011年から2015年まで販売していた2人乗りクーペです。スポーティさやエレガントさを強調したモデルとなっています。後継モデルは生産されていません。

ミニクーペは、MINIでは初の3ボックス・ボディ構造を採用しています。この構造によって、リヤ・エンドのクラシカルなデザインを実現しています。

エクステリアでは、MINIとして初めて「アクティブリヤスポイラー」を採用。時速80kmを超えると自動的にスポイラーが上昇し、時速60kmを下回ると元に戻るため、空力性能の改善に効果があります。さらに、280リッターのトランクスペースを確保し、二人乗りながらレジャー用品やスポーツ用品を十分積み込めるようになっています。

ボディサイズは全長3740mm、全幅1685mm、全高1380mmとなっています。

グレードラインナップはクーパー、クーパーS、JCWの3仕様があり、エンジンはクーパーで1.6リッター自然吸気エンジン、クーパーSとJCWで1.6リッターターボが採用されています。3仕様の中でもJCWは特に加速性能が高く、発進から6.4秒で時速100kmに達します。これは歴代の量産型ミニの中でも最も高い加速性能となっています。

また、アイドリングストップ機能やブレーキエネルギー回生システム装備し、二酸化炭素排出量を比類のないレベルで低減しています。

現在、ミニクーペは中古車価格で127万円（2020年5月調べ）となっています。販売終了から5年ほど経過し、当時の新車価格よりも200万円程度安く手に入るものもあるので、チェックしてみると良いでしょう。