フィアット クーペフィアット解説

クーペ・フィアットは1995年から2001年までフィアットが販売していたクーペタイプの乗用車です。

エクステリアは、流麗なクーペフォルムにバンパー部分からホイールアーチに斜めに入る、フィアットクーペの特徴とも言える切り込んだようなラインが刻まれ、ダブルヘッドランプが個性を主張します。

ボディサイズは全長4250mm、全幅1765mm、全高1340mmとやや小ぶりな印象を持ちますが、グラスエリアは広い採光エリアを備え室内は明るく、視界のよさから運転もしやすいクーペに仕上がっています。

インテリアはボディと同じ色に塗られたメーターパネルやドアパネルなどのインテリアがおしゃれな雰囲気を演出。ピニンファリーナが手掛けこの内装は、その後のスポーティカーにも影響を与えました。

また、FFの利点を生かした居住スペースは広く確保されつつ、トランクルームの積載量も過不足ないレベルを用意しています。

当初、日本へは4気筒195psの1.4リッターターボエンジンの搭載モデルが導入されました。その二年後にはフィアットが開発した2リッターの5気筒220psターボエンジン搭載の20Vがラインナップ。20V搭載モデルは最高速度が250km/hを達成しています。

現在、フィアットのクーペ・フィアットを中古車で購入したい場合、平均で約84万円という価格帯となっています。(2020年4月調べ)

フィアットのクーペ・フィアットはデザインや走行性に定評があります。良質な車体と出会ったら、早期の購入をおすすめします。