フェラーリ スーパーアメリカ解説

スーパーアメリカは、フェラーリが2005年から2006年にかけて販売していたオープンカーです。

同車は、2005年に生産を終了した575Mマラネロをベースに設計・製造されました。世界における販売台数は、限定559台で、日本では20台のみ販売されました。

車体は、全長4550ｍｍ、全幅1935ｍｍ、全高1277ｍｍと、ベースとなった575Mマラネロと同サイズです。エクステリア面では、スーパーアメリカ専用に開発されたレヴォクロミルーフが最大の特徴です。このルーフは、後方に回転して開き、わずか10秒でオープンカーに早変わりします。

また、スーパーアメリカのインテリアは、高級感溢れる装備が充実しています。レザートリムは丁寧に手作業で作り上げられており、カーボンファイバー製のパネルがルーフスイッチ、メーターディスプレイ、ラジオの周囲を囲みます。

エンジンは、5.7リッターV型12気筒DOHCエンジンを搭載。同エンジンは、先代の575Mマラネロよりも25PSのパワーアップを果たして540PSを発揮し、最高速度は時速320kmを誇ります。そして、トランスミッションには従来の6速MTと6速セミATを用意しています。

現在スーパーアメリカは、市場に出回る台数が少ない状態となっています。（2020年5月調べ）。

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