フェラーリ モンディアル解説

モンディアルは1980年から1993年までフェラーリから生産・販売されていたクーペタイプです。

モンディアルとは「世界」という意味を持ち、アルベルトがF1でワールドチャンピオンに輝いたことを記念したレーシングカー「500モンディアル」から名前が取られました。モンディアルの最大の特徴は、マイナーチェンジでエンジン横置きから縦置きに変更されたことと、リアシートを持つ2+2の4シーターである点です。

エクステリアは、ヘッドライトをすっきりとしたリトラクタブルタイプとし、リアフェンダーは小型ですっきりした長方形のルーバーが個性を主張します。全体的に曲面が豊かでたくましい印象に仕上がっています。

最終モデルのモンディアルTのボディサイズは全長4535mm、全幅1810mm、全高1235mmです。

インテリアはマイナーチェンジの際にメーターナセル、センターコンソール、内装のバターンが一新され、リアシートのバックレストがフラットにたためるようになったことで積載スペースを確保。ダッシュボードやヘッドライニングはオプションで革張りが選べました。

エンジンは最終モデルで縦置きにミッドシップされるV8エンジンを搭載。排気量は3.4リッターで、横置きオールシンクロの5速MTと組み合わされます。パワーステアリングと電子制御ダンパーが備わり、ドライバーはハード、ミディアム、ソフトからダンパー減衰力を選択できます。

現在、フェラーリのモンディアルは市場に出回る台数が少ない状態となっています。もし購入を検討されている方は、フェラーリのモンディアルの物件に出会えた場合、早めのチェックをおすすめします。