BMW 1シリーズクーペ解説

1シリーズクーペは、BMWが2008年から2014年まで発売していたクーペモデルです。

「駆けぬける歓び」の具現化を目指して開発され、コンパクトでありながら力強い走りが魅力的なモデルに仕上がっています。

エクステリアはエネルギーにあふれる独自のデザインが特徴です。フロントのショート・オーバーハング、ロング・ホィール・ベース、長いシルエットのボンネット、存在感のあるサッシュレス・ドアなど、それぞれのパーツが独自の世界観を演出します。ボディサイズは全長4370mm、全幅1750mm、全高1410mmと扱いやすいサイズです。

インテリアは洗練されており、上級モデルとしての気品が感じられます。エアコンコントロールパネルとセンター･コンソールのオーディオは、ドライバーに対して最適な位置に配置されると同時にダッシュボードと見事に調和しています。またグローブ・ボックスの開口部やドア・ハンドルなどは亜鉛メッキ処理が施され、高級感が漂っています。

エンジンは最高出力306PS（225kW）/5800rpm、最大トルク400Nm（40.8kgm）／1300-5000rpmを発生させる3リッター高精度直噴パラレルツインターボエンジンと、BMWらしいスポーティな2リッター直列4気筒DOHCエンジンを搭載モデルをラインナップ。さらにスポーツ・シート、Mスポーツ・サスペンション、Mレザー・ステアリングなど走行をサポートする装備も全て標準仕様に設定されており、心地よい加速と安定した走りを可能としています。

現在のBMWの1シリーズクーペの中古車価格は、平均で約138万円です（2020年5月調べ）。根強いファンの多いクルマなので、車体のコンディションが良好なら早期購入を検討しても良いでしょう。