BMWアルピナ D3ビトゥルボクーペ解説

D3ビトゥルボクーペはBMWアルピナが2005年から2013年まで販売していた高級クーペモデルです。2005年に、5代目BMW・3シリーズをベースに独自のチューニングを施したモデルとして登場しました。

エクステリアは、専用のフロントスポイラーや「アルピナクラシックホイール」とよばれる専用アルミホイールによって、通常の3シリーズとは違った個性を演出しています。アルピナのエクステリアパーツの構造、形状は、見た目の美しさを表現しながら、エアロダイナミクスを向上させる機能を発揮させる工夫がなされています。

ボディサイズは全長4590mm、全幅1780mm、全高1380mmとなります。

インテリアは、典型的なアルピナの特徴である、優雅で独創的な雰囲気を演出するものです。BMWが提供する素材と色に加え、アルピナ独自のオプションプランを用意し、幅広い選択肢によって豊富なカスタマイズのバリエーションを実現。どこまでも快適でありながら、実用性を損なわず、装備も充実したものとなっています。フロアマットのメタル・エンブレムや、製造番号を刻印したプロダクション・プレートなど、BMWアルピナならではの特徴が随所にちりばめられています。

搭載するエンジンは、「BMW 320d」用の2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンをベースにチューニングを施したもの。最高出力は200PS、最大トルク41.8kgmを発揮しました。これは320dよりもそれぞれ37PS、7.1kgm高い数値でした。

「D3ビトゥルボクーペ」はめったに中古車市場に出回らないクルマであり、出回っていても応談となっていることが考えられるクルマです。お求めの方はその点に注意しましょう。