トヨタ スプリンターワゴン解説

スプリンターワゴンは、トヨタが1991年から2002年にかけて生産していたステーションワゴンです。

スプリンターワゴンは、優れた積載性と居住性を実現するとともに、シートベルトの補助装置であるSRSエアバックの採用やエキゾーストパイプのオールステンレス化などにより、安全性と信頼性を向上させました。

まず目をひくのが、ゆったりとした室内とスタイリッシュなフォルムを両立させたスタイリングです。スプリンターワゴンは、全長4260ｍｍ、全幅1685ｍｍ、全高1435ｍｍとゆったりとした室内スペースを確保しながら、なめらかな曲線を基調とした流麗なスタイリングを作り上げています。

とくに、3次曲面ガラスを採用したバックドアは、未来感あふれる造形を際立たせました。また、スタイリッシュなルーフレールやボディと一体感のあるLEDハイマウントストップランプ付リアスポイラーを採用し、レクリエーショナルビークルとしての性格をより強調しました。

また、スプリンターワゴンは、セダン系で好評のディーゼルエンジン2C型を搭載し、エンジンラインナップを強化しています。さらに、この2C型エンジン搭載車には、センターディファレンシャルの差動制限装置にビスカスカップリングを採用した本格的フルタイム4WD車を設定。このフルタイム4WD車は、通常走行はもとより、ビスカスカップリングの働きで、滑りやすい路面での走行、ぬかるみなどからの脱出時にも優れた走破性能を確保しました。

現在、スプリンターワゴンは市場に出回る台数が少ない状態となっています。もし購入を検討されている方は、スプリンターワゴンの物件に出会えた場合、早めのチェックをおすすめします。