トヨタ コルサセダン解説

　コルサセダンはトヨタが1978年から1999年まで発売したセダンです。

　トヨタ初の前輪駆動大衆車で、ターセルとは姉妹車です。コルサという車名は、イタリア語の「疾走、競走」から由来しています。

　コルサセダンは複数のフルモデルチェンジが行われ、1994年には最終モデルである5代目が誕生。

　先代までのコンパクトさと高品位を継承した上で、実用性と安全性の飛躍を開発の狙いとし、価格を抑え高いバリューフォーマネーを実現したモデルでした。

　エクステリアは鋭くフレッシュなテイストが特徴的です。リアエンドのエッジ部を際立たせ、空力性能やバック時の車両感覚の把握のしやすさに配慮しています。

　また荷物の積み下ろしをしやすくするために、トランクの開口部の高さを下げるとともに、幅を拡大させました。ボディサイズは全長4120mm、全幅1660mm、全高1370mmと扱いやすいサイズです。

　インテリアは、全車の運転席ドアガラスには紫外線を遮断するUVカットガラスを標準装備。

　室内デザインは開放感を重視し、インパネの運転席まわりをえぐったような形状とすることで、広々としたイメージとするとともに、ブルーイッシュグレーの爽やかなカラーも明るいイメージを演出します。

　エンジンは1.3リッター（4E-FE型）、1.5リッター（5E-FE型）、1.5リッターディーゼルターボ（1N-T型）と3機種を設定。使いやすさと経済性を重視したエンジンで、市街地走行から高速走行まで実用域で軽快感のある特性を実現しています。

　現在のトヨタのコルサセダンの中古車価格は、平均で約26万円です（2020年4月調べ）。人気のクルマなので車体の状態次第では、早期購入をおすすめします。