光岡 ガリューIII解説

ガリューIIIは、光岡自動車が2005年から2016年に販売されていた同社のフラグシップセダンです。

日産・フーガをベースにカスタマイズされたパイクカーで、キャッチコピーは「我流創造 今、我を極める」でした。製造はすべて手作業で行われ、総生産台数はわずか230台と希少価値の高いクルマです。

3代目のガリューとなるガリューIIIは、ベース車両が日産・フーガに変更されたことに伴い、ボディサイズが全長5000ｍｍ、全幅1805ｍｍ、全高1525ｍｍと、ベース車の日産・フーガより前後に170ｍｍ拡大されています。また、全長をさらに500ｍｍ延長したガリューリムジンS50もラインナップされています。

ガリューのデザインの特徴であるフロントの大型ラジエターグリルはさらに大型化し、より光岡テイストらしいドレスアップ高級セダンとなっています。装備面も充実しており、HDD式のカーナビゲーションシステムや運転席・助手席SRSサイドエアバッグ＆カーテンエアバッグ、助手席パワーオットマンなどがカタログラインナップされています。

ガリューIIIに搭載されるエンジンは、2.5リッター（VQ25HR）もしくは3.5リッター（VQ35HR）が搭載され、2.5リッターは「ST」、3.5リッターは「LX」という名称が付いています。トランスミッションはフロア5速ATです。

販売が終了した現在、光岡自動車のフラグシップセダンは新型ガリューに引き継がれています。現在のガリューIIIの中古車価格は、平均で252.6万円です。（2020年4月調べ）

良質な状態の車体を見つけた場合、できる限り早く購入することを推奨します。