ジャガー XKクーペ解説

XKクーペはジャガーが1996年から2014年まで販売していたクーペです。

XJSに替わるスポーツカーとして1996年に登場し、2006年にはフルモデルチェンジを実施。「美しく、速い、クルマ」というジャガーブランドの哲学を体現したモデルとして開発されました。

エクステリアはエレガントで洗練されたスタイルが特徴です。最軽量のアルミニウムモノコック構造による流麗なボディは、低く伸びやかな躍動的リアビューも相まって、XKクーペの存在感を鮮烈に主張します。ボディサイズは全長4790mm、全幅1895mm、全高1320mmです。

インテリアも高級感があり機能性にも優れています。人間工学に拘った設計のエルゴノミック・ダッシュボードは、伝統的なバールウォールナットウッドに加えて、現代的なポプラウッド、スポーティーなアルミの3種類のパネルを設定。シートは大型化されたゆとりあるサイズになり、スポーツレザーシートとともにシートセンター部分に通気孔加工が施されたパーフォレーテッドソフトグレインレザーも用意されます。

エンジンは最高出力304PS(224kW)/6000rpm、最大トルク42.9kg・m(421Nm)/4100rpmを発揮する4.2リッター水冷V型8気筒DOHCエンジンを搭載。駆動方式はFR、トランスミッションはL字ゲートのZF製6速ATが備わり、ハイクラスのクーペに相応しい力強い走りと快適な乗り心地を実現しています。

現在のジャガーのXKクーペの中古車価格は、平均で約289万円です（2020年6月調べ）。おしゃれで人気のあるクーペなので、車体のコンディションに満足できれば早期購入もおすすめです。