フェラーリ モンディアルカブリオレ解説

モンディアルカブリオレはフェラーリが1984年から1993年まで販売していたオープンカーです。365 GTS/4以来9年ぶりにフェラーリのオープントップモデルとしてラインナップされていました。

モンディアルカブリオレはクーペモデルであるモンディアルの派生モデルとしてデビューしました。モンディアルカブリオレはクーペモデルと同様のルーフのラインを保持し、キャンパス製のルーフトップでフィン状のクオーターパネルを再現するなど高度で特殊なソフトトップ製作技術が使われています。これはピニンファリーナの卓越した技術力によるものです。

近年のシャープなスタイリングのフェラーリとは違い、日常に溶け込むようなスタイリングがモンディアルカブリオレの特徴です。エンジンを車両後方にマウントしながらも4人の乗車が可能で、インテリアには上品なコノリーレザーが使われています。ルーフを収納するスペースを確保するためにクーペモデルとくらべると左右の距離が狭く、ヘッドレストが省略されています。

ボディサイズはクーペと変わらず、全長4535ｍｍ、全幅1810ｍｍ、全高1235ｍｍとなっています。

モンディアルカブリオレのエンジンはV型8気筒3リッターエンジンで、オールシンクロ5速MTと共に横置きレイアウトでミッドシップに搭載されています。このエンジンは最大トルクは260Nm、最高時速は240km/hという性能を発揮します。

現在のモンディアルカブリオレの中古車市場での平均価格は、約730万円となっています。モンディアルカブリオレは中古車市場での流通量が非常に少ないクルマです。モンディアルカブリオレをお探しの方は早めのチェックをおすすめします。