フェラーリ カリフォルニア30解説

カリフォルニア30は、フェラーリが2012年から2014年まで販売していたオープンカーです。

従来のフェラーリ「カリフォルニア」と比べて最高出力が30PSアップしたこと、30kgの軽量化が行われたことにちなんで名前が付けられました。従来のモデルと同じく、あらゆる用途に使えるGTカーというコンセプトで開発されました。

デザインは、トップを上げている時も降ろしている時もバランスの崩れない、彫刻的なラインが特徴的です。とくに、ボディサイドのラインがリアフェンダーに繋がる部分に、カリフォルニアの逞しさや力強さがよく表れています。インテリアは、最上級レザーによって高品質な雰囲気に包まれているだけでなく、2+2ならではの広々とした快適な空間が実現されています。従来モデル同様にリアシート可倒式のトランクスルー機能を備えており、ルーフをオープンにした時でも240リットルもの広々としたラゲッジルームを確保できるのが魅力です。

ボディサイズは全長4562mm、全幅1909mm、全高1322mm。エンジンは4.3リッターV8エンジンで排気量は従来モデルと同じですが、最大出力と最高速度はそれぞれ490PS/7750rpm、312km/hと従来モデルより強力になっており、0-100m加速も4.0秒から3.8秒に向上しています。また、「ハンドリング・スペチアーレ」と呼ばれるオプションパッケージが用意されており、ハンドリングがシャープになることで、よりダイナミックな走りが可能になります。

現在、カリフォルニア30は中古車価格で約1458万円となっています（2020年5月調べ）。販売当時と比べると価格が下がってきているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。