フェラーリ カリフォルニア解説

カリフォルニアは、フェラーリが2009年から2012年まで販売していたオープンカーです。

車名は1950年代に販売していた「250GT カリフォルニア・スパイダー」が由来となっています。フェラーリ初のリトラクタブルルーフを装備した2+2モデルとして2008年に発表されました。日常的な使いやすさや快適性、2+2による実用性の高さが特徴です。

エクステリアは、デザイン性と機能性を残しつつあらゆるディテールが個性的に仕上がっています。サイドビューは、ダイナミックなラインがドアハンドルの高さまで立ち上がり、パワフルなリアのホイールアーチを演出しています。ボディサイズは全長4563mm、全幅1902mm、全高1308mmです。

インテリアは、独自性の高いスポーツカーを求める人だけでなく、通勤や趣味のドライブを楽しむ人の要望も満たすものになっています。リアシートのバックレストはフェラーリ初の可倒式で、バックレストを倒すとラゲッジルームをキャビンにつなげることができるため、ゴルフバッグやスキーを運ぶこともできます。

エンジンは4.3リッターV8エンジンを搭載していて、最高出力460PS/7500rpm、最高時速は310km/hに達します。それでいてエンジンにはダイレクトフューエルインジェクションと可変バルブタイミング機構が取り入れられており、燃料消費量は7.6km/l（13.1リッター/100km）に抑えられています。

現在、カリフォルニアは中古車価格で平均1333万円となっています（2020年5月調べ）。1000万円前後の車体もあるため、この機会に購入を検討してみてはいかがでしょうか。