レーシングドライバーならではのこだわりを詰め込んだ!
トヨタ新型「GR86」とスバル新型「BRZ」は、どちらも市販車のなかでは手が届きやすいスポーツカーとして人気が高く、レースやドリフト、ラリー、ダートトライアルなどさまざまなモータースポーツで活躍をしています。
なかでもBRZは、新型にモデルチェンジした2021年のデビューイヤーに、「スーパーGT」でシリーズチャンピオンを獲得するという活躍をみせました。
スーパーGTでBRZをドライブする井口卓人選手は、大のクルマ好きとしても有名。代々乗ってきたクルマはホイールを変えたり、車高を落としたり、エアロを組んだりと、何かしら手を入れてカスタマイズをおこなってきたそうです。
「思えばちょっとやんちゃな時代もあった」といいますが、いまは大人になったことで、シックで落ち着き感のあるカスタムを楽しんでいるとのことです。
そんな井口選手の思いを形にしたのが、2022年3月に東京スバルとコラボレーションした、スバル「レヴォーグ タクティ スペシャルエディション」でした。
このときは、STI製のエアロやエンケイ製のホイール、プローバ製モーションコントロールビームなど、見た目と走りを両立させながらディーラーで販売する特別車としてのモデルでした。
井口選手のなかでは「車高は落としたかった」という思いがあったようですが、ディーラーで販売するということで安全、安心は担保しなくてはいけませんし、レヴォーグに搭載された最新の各種電子デバイスとの兼ね合いなどもあり実現には至りませんでした。
そのときに井口選手は「第2弾も計画中です」といっており、その第2弾がいよいよ登場することとなります。
今回は、井口卓人選手が取り組む「タクティプロジェクト」のなかのひとつ、「タクティデザイン」として、新型BRZに向けてオリジナルエアロを中心にしたパーツがそろいました。
エアロとして、フロントディフューザーやサイドディフューザー、フロント&リアのオーバーフェンダー、トランクスポイラー、リアディフューザーを装着。
フロントディフューザーは新型BRZ純正バンパー形状に合わせてフロント側を少し延長し、カーボンのつなぎ目がない1枚張りで作り上げています。
通常ならば下に巻き込んだところなどに分割線があり、別張りになっていることが多いのですが、分割線のない美しいラインを見せています。これは井口選手が一番こだわった部分でもあります。
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