WRC注目の日本人ドライバー勝田貴元選手! 根は「ひとりのクルマ好き」! これまでクルマとどう向き合ってきた?
クルマ好きとして・プロとして伝えたいことは?
11月16日からはWRC最終戦のラリージャパンが開催されます。
昨年同様、愛知県・岐阜県を舞台にコースが設定されますが「クルマ好きな勝田選手」として伝えたいことがあるといいます。
「シンプルに『クルマってこんなにカッコいいんだよ』って伝えたいですね。
クルマを作るためにこれだけのメカニックやエンジニアの人が関わっているんだよというのを現地で見てほしいなと思います」
ラリー走行だけでなく、モータースポーツではドライバーひとりで成立するものではなく、最高のパフォーマンスを発揮できるようにクルマを開発するエンジニアや、いかなるトラブルが発生しても慌てずに対処するメカニックにより支えられています。
さらに、モータースポーツで培われた技術はそのまま量販車に活かされることも多くあります。
勝田選手はクルマが好きなぶん、ラリーを通じてこうした背景についても伝えたいという気持ちが強いようです。
また、ラリーを通じて安全に走行することについても考えて欲しいといいます。
「ラリーカーって全開で狭い山道を走っているときもあれば、公道を一般車に混じって走っているときもあったり。そのときは交通ルールをもちろん守ってますし、その切り替えというかギャップを見てもらいたいなと思います。
運転手がどう扱うかで安全で楽しい乗り物になるときもあれば、逆に凶器にもなるっていうことを理解しなくちゃいけないんです。
それって競技に関係なくすごく重要なことなので、モータースポーツを通じて安全運転についてもつなげていければと思います」
幼少期から「クルマ好き」として過ごしてきた勝田選手。その側面は変わることはありませんが、トップドライバーとして次なる活躍が期待されています。
次の舞台は日本となり、「クルマ好き」として伝えたいメッセージとともに表彰台を目指します。