【オープンエアを楽しむジープ3選】窓なしドアなしの本格オフローダーの「グラディエーター/ラングラー」の仕様とは
「グラディエーター」を開放感溢れる仕様にして遊べ!
第56回「Easter Jeep Safar(イースター・ジープ・サファリ)」が2022年4月9日から17日、米国ユタ州のモアブ国立公園で開催された。そこで発表されたジープのコンセプトカーのなかでも、今回は遊び心に溢れた3台を紹介したい。
●Jeep Bob Concept
まずは「Jeep Bob Concept(ジープ・ボブ・コンセプト)」を紹介しよう。
これはピックアップトラックの長い荷台のオーバーハングを「ボビング」することで、究極の地形攻略車とするというトレンドに遊び心を加えたものだ。
ジープ「グラディエーター・ルビコン」をベースとしたこのトラックは、4枚のドアとBピラーをレス化することで、究極のオープンエアを実現している。さらに、ハードトップには穴が開けられ、その上にキャンバス地を張ることで、風雨を防ぎつつ自然光が取りこめるようになっている。
オフロード性能は、3インチのリフトアップとKing CoilとBypassショックを組み合わせたダイナミック・プロロック60インチアクスル、そして20インチサイズのビードロックホイールに装着された40インチタイヤで強化されている。
外装はグロス仕上げとマット仕上げを組み合わせることで、質感と華やかさをアップ。搭載されているエンジンは3.0リッターV6のエコディーゼルターボ。トランスミッションは8速ATだ。
●Jeep D-Coder Concept by JPP
グロスブラックのボディが印象的な「Jeep D-Coder Concept by JPP(ジープDコーダー・コンセプトby JPP)」は、35か所以上のJPPとモパーのアクセサリーを装備している。それらのアイテムはマラスキーノ・レッドで塗装されていて、それぞれQRコードでラベリングされている。
このQRコードを読み取ると、モパーのウェブサイトにアクセスでき、パーツナンバーや仕様、価格などの情報を確認できる仕掛けだ。また、ベッドサイドとボンネットのQRコードは、JPPのカタログとリンクされているといった具合だ。
ウィンチはWarn社製で、その上には7インチのTYRI製LEDオフロードライトを装備。サスペンションはJPPの2インチリフトアップキットとFOX社製ショックアブソーバーで構成されていて、タイヤはBFグッドリッチのKM3の37インチ。ホイールは17×8.5JのJPP製を採用している。
助手席側に見えるのは、JPP製のシュノーケルだ。ウインドウにはJPPゴリラガラスシールドが使われている。ベッド部に装備されているのは、スーリーのロープロファイル・カーゴバスケットだ。
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