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WRC2023で3年連続の三冠達成!? GRヤリスが母国凱旋の「ラリージャパン」に挑む!

くるまのニュース編集部:金子高志

ドライバーズ&コドライバーズ&マニュファクチャラーズのシリーズタイトルをTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamが獲得

 2023年10月30日、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは「WRC FIA世界ラリー選手権 2023」において、ドライバーズ&コドライバーズ&マニュファクチャラーズという3つのシリーズタイトルを獲得しました。

 2023年FIA世界ラリー選手権(WRC)の第12戦「セントラル・ヨーロピアン・ラリー」の競技最終日デイ4が、ドイツのパッサウを起点に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)が総合2位でフィニッシュ。

 最終戦を待たずして、2年連続2回目となるドライバーズおよびコ・ドライバーズ・タイトルを獲得しました。

 前回の第11戦「ラリー・チリ・ビオビオ」にてマニュファクチャラーズを獲得しており、今回のドライバーズ&コドライバーズと合わせた三冠となります。

 そして最終戦は、2023年11月16日から19日にかけて、日本の愛知県・岐阜県で「ラリージャパン」が開催されます。

 2022年に12年ぶりに開催されたWRC日本ラウンドは、2023年も愛知県豊田市のトヨタスタジアムにサービスパークが置かれ、全22のステージが行われます。

 路面は全てターマックとなり、全体的に道幅が狭くツイスティなコーナーが多いため、精度の高いドライビングが求められるコースです。

 また、2023年は新たにトヨタスタジアム内のグラウンドにターマックの特設ステージが設けられ、2台同時スタートのスーパーSSが行われるのも話題となっています

 今回のラリー・セントラルヨーロッパ、そしてラリージャパンについてTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの豊田 章男会長は次のようにコメントしています。

「カッレ、ヨンネ、2年連続のドライバーズ、コ・ドライバーズ・タイトルおめでとう!

 最年少ディフェンディングチャンピオンとしてシーズン前半は少し苦しんでいたように見えました。

 しかし、着実にポイントを重ね、中盤戦からはポイント争いをリードし続ける、まさに強いチャンピオンの姿を示してくれたと思います。

 2人が成し得てないことが一つだけあります。モリゾウと一緒に表彰台に立つことです。日本で待ってます。

 エルフィン、最後まで諦めずに攻めた走りをしてくれてありがとう。なんとしても勝つ! という気持ちのこもった走りは最高でした。パワーステージもカッコよかったです。

 まだシーズンは終わっていません。エルフィンとスコットは日本に忘れ物をしているはずです。

 来月のラリージャパンで昨年の忘れ物を回収し、私を表彰台に乗せてくれればと思います。

 このチームの忘れ物はもうひとつあります。セブとヴァンサンも昨年の日本で速い走りを見せてくれましたが、結果には繋がりませんでした。今年こそは……と私も願っています。

 そして、昨年に引き続き、貴元とアーロンにもラリージャパンの表彰台で会いたいと願っています。できれば昨年より高いところから、私のことを見下ろしてもらいたいと思います。

 残念ながらラリーの表彰台の定員は6名です。8人全員は乗れませんが、なんとか6人と一緒に表彰台に立てればと願っています。

 チームのみんな、ぜひその願いを叶えてください。ヤリ-マティ代表、よろしく頼みます!」

※ ※ ※

 またチームのヤリ-マティ・ラトバラ 代表は「3つのタイトルを全て獲得することができたので、ラリージャパンでは選手権のプレッシャーを感じることなく、ドライバーたちには勝利を目指してプッシュしてもらいたいと思います」と話しています。

 最終戦のラリージャパンではどのような戦いが見られるか、注目です。

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