アルヴェル乗りは「格安タイヤ」をなぜ装着? 夏に増加するタイヤトラブルの二大要因
中古タイヤの購入ポイントは「製造時期」
中古タイヤを購入するなら、残り溝やタイヤブランドだけでなく、製造時期もチェックすると良いです。タイヤの側面に4桁の数字で必ず製造年と製造週を表示しています。
前の2桁は製造された週。後ろ2桁が西暦の下2桁となります。例えば2010年1月中旬なら「0310」。2012年6月あたりなら「2512」となるので、必ず確認すること。

ふたつめは新興国の格安タイヤ。同じサイズだと日本製タイヤ1本分の価格で4本買えてしまうことだって珍しくないです。
高級ミニバンのタイヤを交換すると、日本製だったら10万円以上するが、新興国タイヤだと交換工賃込みで5万円以下もあります。黒くて丸いゴムに、2倍以上の費用を掛ける気にならない、という人だって少なからず出てくるでしょう。
ちなみに新興国タイヤのトラブル発生率についての数字は無く、おそらく調査していないためなんでしょう。ただ整備工場やタイヤ交換業者に聞くと、皆さん口を揃えて「製造から10年未満の国産タイヤで空気圧を訂正にしていればタイヤが壊れることなどない」といいます。
逆に考えれば、タイヤのトラブルは古いタイヤか新興国製ということかもしれません。タイヤ交換するなら、命を乗せていることを考えたらいいと思います。
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。














