心地よく履き込んだデニム感覚。フィアット「500X インディゴ」のマルチプレーヤーぶりに脱帽〈PR〉

ファニーなスタイルで、コンパクトSUVのなかでも際立つ存在であるフィアット「500X」。この500Xに専用色マットジーンズブルーのボディカラーをまとった「500X インディゴ」が、150台限定で登場。ボディカラーが与えるインパクトがいかなるものか、実際に普段遣いした嶋田智之氏がレポートする。

500Xは、スポーツ系SUVである

 僕はフィアット500Xが2014年にデビューした直後に現地で試乗して以来、日本に導入されたほぼ全てのタイプの500Xを試乗してきてるのだけど、そのたびに感じるのは、「やっぱり標準的な実用SUVなんかじゃなくて、はっきりとスポーツ系SUVなんだよな」ということ。

 気持ちを柔らかくさせてくれる顔つきやフォルムとSUVらしい実用性も持ち合わせてるけど、乗り手を喜ばせるドライビング・エンターテインメントこそもっとも重視した部分なんじゃないか? と思っているほど。とくに2019年のマイナーチェンジでエンジンが「ファイアフライ」という新世代に切り替わってから、さらにそういう傾向が強くなったようにも感じている。

ここまで爽快感を与えてくれるSUVというのは、そうはないと思わせるほどの軽快な走りを見せる「500X」

 500Xインディゴは最新モデルだから、当然ながらそのファイアフライ・エンジンを積んでいる。1331ccの直列4気筒ターボは、もともとは実用エンジンとして作られてるはずなのに、回すほどにおもしろさが膨らんでいくようなフィーリング。

 確かに270Nmの最大トルクを1850rpmで発揮するから、発進直後から力強さを得られる扱いやすい現代的なエンジンではあるのだけど、3000rpmを前にした辺りからグッとパワーを膨らませる今どき珍しいターボらしさが感じられる性格。

 最高出力は5500rpmで151psという数値だが、勢いがあるせいかもっとパワフルであるようにも感じられる。耳をすますと、フロントの方からプシップシッと圧を逃がすバルブが開いたときの音が微かに聞こえてきたりもする。

 そういうパワーユニットだからして、ステアリングの裏側にあるパドルを指で弾いて積極的に6速DCTのギアを切り替えつつ、美味しい領域を使いながら走るのがかなり楽しい。エンジンもトランスミッションもレスポンスはいいし、クルマを前へとプッシュするチカラも充分。ワインディングロードのようなところに持ち込むと、クルマが活き活きとした表情を見せてくれるのがはっきりと判る。

 シャシの方もデビューのときから一貫して、素晴らしく軽快なフットワークだ。ブレーキやアクセル操作で荷重の移動をコントロールしやすいし、ステアリング操作に対するクルマの動きも素直。ターンを素早くクルンと決めるのだって簡単だし、そのときの車体の動きも自然だ。「曲がる」のは得意技。ハンドリングはこのクラスのSUVではピカイチといえるレベルだろう。

インテリアは、ブラックが基調となり、インストルメントパネルはボディカラーの「マットジーンズブルー」となる

 ここまで爽快感を与えてくれるSUVというのは、そうはない。視界がやや高めであることを除けばまるでスポーツカーでも走らせてるかのようだ、という喩えがリアルに頭に浮かんでくるほどだ。

 そうした半分隠れてるようなもうひとつの姿に気づくと、500Xというクルマに対する価値観も変わって来るはず。ちょっと硬めでときどきダイナミックに感じられることもある乗り心地も、すんなりストンと腑に落ちる。ナゴミ系の姿に油断してフツーのSUVだと思い込み、このクルマの奥深さを探ろうとしない人もいるようだけど、それはちょっとばかりもったいない。

 SUVならではの使い勝手の良さに、スポーティな乗り味、そして楽しさと気持ちよさ。しかも、他とはまずかぶることのない絶妙に洒落たカラーリング。500Xインディゴは家族のためのチョイスとして立派に通用するし、ファッショナブルなアイテムとしても役立ってくれるし、何よりドライバーがクルマの運転を楽しむという点においてほとんど何も諦める必要がない。

 このインディゴを含め個性派SUVのカテゴリーに当てはめられることの多いフィアット500Xだけど、ただ個性的なだけじゃなくて結構非凡な存在だと思うのだ。車体小さめのSUV、そして300万円台程度の価格帯のモデルのなかで、クルマを走らせるのが好きな人達には個人的にもっともオススメしたいクルマだったりする。

それにしても、このボディカラー、本当にいい感じの色なんだよなぁ……。

●FIAT 500X Indigo
フィアット500Xインディゴ
・車両価格(消費税込):347万円
・全長:4280mm
・全幅:1795mm
・全高:1610mm
・ホイールベース:2570mm
・車両重量:1440kg
・エンジン形式:直列4気筒マルチエア 16バルブ インタークーラー付ターボ
・排気量:1331cc
・エンジン配置:フロント横置き
・駆動方式:前駆動
・変速機:6速AT
・最高出力:151ps/5500rpm
・最大トルク:270Nm/1850rpm
・0-100km/h:秒
・最高速度:km/h
・公称燃費(WLTC):13.4km/L
・ラゲッジ容量:350−1000リッター
・燃料タンク容量:48リッター
・サスペンション:(前)マクファーソンストラット式、(後)マクファーソンストラット式
・ブレーキ:(前)ベンチレーテッド・ディスク、(後)ディスク
・タイヤ:(前)225/45R18、(後)225/45R18

■フィアット500Xについて、もっと詳しく知る

Gallery:【画像】使い込むほどに体に馴染む、フィアット「500Xインディゴ」(32枚)