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スウォッチとコラボしたオメガ「スピードマスター」のオリジナルNASA公認ムーンウォッチが150万円で落札! なぜ「cal.321」が注目されるのか?

スウォッチとコラボしたオメガ「スピードマスター」とは

 スウォッチとのコラボでも話題となったオメガ「スピードマスター」。月や惑星をイメージしたカラバリを展開、遊び心あふれるラインアップとお手頃なプライスタグが話題となったのは記憶に新しい。

NASA公認の証である「PROFESSIONAL」のロゴは、1966年以降に描かれた。筆記体チックなSpeedmasterの“r”は1988年までの書体で、現行とは微妙な違いがある(C)Sotheby's
NASA公認の証である「PROFESSIONAL」のロゴは、1966年以降に描かれた。筆記体チックなSpeedmasterの“r”は1988年までの書体で、現行とは微妙な違いがある(C)Sotheby's

●ムーンウォッチとして歴史を刻んだ4代目

 歴史に様々な伝説を刻むこととなるスピードマスターの誕生は1957年に遡る。カーレースでの装着を想定して開発されたプロ御用達のスポーツモデルであり、それまでは文字盤に描かれていたタキメーターを、世界で初めてベゼルに刻んだのがスピードマスターの1stモデルだ。

 そして、初代ではシルバーだったベゼルをブラックにした2ndモデルが1959年に登場。クロノグラフのアイコン的デザインとなったブラックベゼルを持つ2代目スピードマスターこそが、宇宙に行った史上初の腕時計といわれているモデルである。

 1962年のマーキュリー計画で宇宙飛行士を務めたウォルター・シラーの腕に巻かれていた2ndモデルは、シラー自身が個人的に購入した個人所有物だった。そして、1964年登場の3rdモデルがNASA実施の過酷なテストに合格し、1965年にNASA公認スペースウォッチに認定されたのだ。

 初めて宇宙を飛びNASA公認となったのが3rdモデルならば、同時期の1964年登場の4代目スピードマスターこそがムーンウォッチとして歴史を刻んだモデルである。1969年のアポロ計画において人類初の月面着陸を成功させた快挙。その時に、アームストロング船長とオルドリン操縦士が装着していたのが4thモデルだといわれている。

Next傑作ムーブメント「cal.321」搭載「スピードマスター」の落札価格は?
Gallery 【画像】スウォッチとコラボしたオメガ「スピードマスター」の歴史的モデルを見る(7枚)
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