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ソロキャン最強モビリティ「スーパーカブ」を2万km乗ってわかったこと

自分史上最高のプレジャーを感じさせるバイク

 筆者が乗るスーパーカブは、オフロード走行を意識した「CC110クロスカブ」です。

 その名のとおり排気量は110ccで原付二種にカテゴライズされ、2022年4月に新型が登場し型遅れとなりましたが、2年前に10年ぶりの愛車としてお迎えして以来、「毎日でも乗りたい!」と溺愛。走行距離は2万km近くに迫る勢いです。

●自分史上最高のプレジャーを感じさせるバイク

 中型免許持ちの筆者はこれまで、50~400ccのバイクを10台ほど乗ってきましたが、「どこまでも乗って行きたい」とまで思わせてくれるバイクは初めて。家についてもそのまま近所をトコトコと走り回るのも日常茶飯事なのです。

 取材へ出かけたり、日常の買い物をしたりと大活躍ですが、なんといってもキャンプツーリングが最高に楽しい。

 その理由はおそらく、車体の軽さと適度なスピード感にあるとにらんでいます。大きなバイクって、走っているときの快適さは最高ですが、気になった道まで引き返したり、駐輪スペースに出し入れしたりするとき地味に面倒ですよね。

「トコトコ」と表現したくなる、カブが得意なスピード域は40~60km/hほど。つまり、法定速度内で最高に気持ちのいい、絶妙な加速感を味わえるわけです。

●下道を走る楽しさ

 高速道路を走れない原付二種でもキャンプツーリングを楽しめる理由のひとつが、ストレスフリーな操作感。シフトペダルを踏むだけで、1→2→3→4速とギアチェンジできる“ロータリーミッション”(厳密にはリターン式)を採用しているので、クラッチの操作が不要なんです。

 坂道や渋滞などで苦労するクラッチ操作から開放されることで、ツーリング時のストレスのなさは想像以上。100km程度の道のりなら、休憩しつつ下道をのんびり走って4時間ほどで到着できます。

ふもとっぱらキャンプ場へ向かう道中、都心ではビルの谷間に見え隠れしていた富士山が、東へ進むにつれ徐々に大きくなる姿を楽しめるのも下道ならでは
ふもとっぱらキャンプ場へ向かう道中、都心ではビルの谷間に見え隠れしていた富士山が、東へ進むにつれ徐々に大きくなる姿を楽しめるのも下道ならでは

 富士山にあるキャンプ場「ふもとっぱら」までツーリングした際は、ちょうど東海道をひた走る形になり、そこを歩いて往来した江戸時代に思いを馳せつつ、起点の日本橋から富士へと至る風景を馬にでも乗っているような速度で楽しめました。

Nextデメリットを探してみたが……
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