VAGUE(ヴァーグ)

「カウンタック」に続き「ディアブロ」まで価格高騰! 奇跡の「VTロードスター」は6000万円で落札される

「カウンタック」に続き「ディアブロ」まで高額落札される

 RMサザビーズ社が2022年3月末にアメリカのフロリダ州で開催した「フォートローダーレール・オークション」は、5月のモナコ、8月のペブルビーチというビッイベントを控える中において、盛況のうちに終了した。

 トップセールスを記録したのは63万8000ドル(同8200万円)での落札となった2005年式のフォードGTだったが、これに続いた2位と3位はいずれもランボルギーニだった。2位はすでにVAGUEで既報の「カウンタックLP5000S」であるが、今回は3位の1988年式の「ディアブロVTロードスター」を紹介しよう。

1998年式の「ディアブロ」は、リトラクタブルヘッドランプを備えるスタイルの最終年式のため人気が高い(C)2022 Courtesy of RM Sotheby's
1998年式の「ディアブロ」は、リトラクタブルヘッドランプを備えるスタイルの最終年式のため人気が高い(C)2022 Courtesy of RM Sotheby's

 ランボルギーニのファンにはあえて詳しく解説するまでもないが、1990年に誕生したV12気筒モデルのディアブロは、それまでのカウンタックのパワートレイン・レイアウトをそのまま継承したモデルだった。それはV型12気筒エンジンを縦置きミッドシップするために、かのパオロ・スタンツァーニが考案した、エンジンを最後部に搭載し、そこから取り出したトルクを最前方にマウントされるギアボックスに伝達。ここで再び180度方向を転換したトルクを後輪へ伝えるというものである。

●スタンツァーニは、4WD化を視野に入れていた

 後にスタンツァーニ氏にインタビューした時に、氏はこのパワートレイン・レイアウトによってカウンタックの4WD化も想定していたというが、残念ながらその夢は叶うことはなかった。

 それがようやく実現したのが1990年にスタンツァーニがその基本設計を担当したブガッティ「EB110」であり、また1993年に誕生したランボルギーニのディアプロ「VT」にほかならなかったのだ。

 VTの文字が意味するもの。それはビスカス・トラクションであり、すなわちこのモデルはビスカスカップリングをセンターデフとして用いることで、通常時の0:100から、25:75までの前後駆動力配分を無段階に調整するシステムを備えていたのだ。

 ちなみにリアミッドに搭載されるエンジンは、492psの最高出力を誇る5.7リッターV型12気筒。さらにこのVTの誕生とともに、メーターパネルがよりコンパクトな仕様へと変更され、前方の視認性がよくなったことも忘れてはならない。

Next希少な「ロードスター」とはいえ、驚愕のプライスだった「ディアブロ」
Gallery【画像】いま見てもカッコよすぎ! 希少な「ディアブロ・ロードスター」を見る(26枚)

page

  • 1
  • 2

RECOMMEND