VAGUE(ヴァーグ)

高級感をまとう12角形ベゼルが光るアドミラルに込めたヨットマンの魂

カラフルな航海ペナントと12角型デザインで人気を集めた初代“アドミラル”

 スイスのラ・ショー=ド=フォンにて、時計師ルネ・バンヴァルトが1955年に設立したコルム。技巧的かつアイデア溢れる独創的なデザインで広く知られる高級メゾンのひとつだが、その名を広く世界に知らしめたのは1960年に初代モデルがリリースされた“アドミラル・コレクション”だろう。

 名前の由来はもちろん、世界の外洋航海レースの中でももっとも厳しいレースのひとつとして数えられるヨットレース、アドミラルズカップだ。

 カラフルなインデックスは、アドミラルズカップの国際海洋信号旗をモチーフにデザインしたもの。遊び心のあるデザインは、たちまち海を愛する人々の心をとらえた。

 1980年には当初のスクエア型から12角型ベゼルにリニューアル、以来この特徴的な形状と航海ペナントデザインはブランドのアイコン的な存在となっている。

輝きを放つ真鍮ダイヤル、アリゲーターレザーのリッチな質感も魅力
輝きを放つ真鍮ダイヤル、アリゲーターレザーのリッチな質感も魅力

●新作“アドミラル”では抑えたトーンと洗練されたデザインが現代の感覚にマッチ

 そんな“アドミラル”だが、今回登場する新作「アドミラル 42 オートマティック」は、従来のモデルとはかなり雰囲気が異なっている。

 真鍮製のダイヤルには立体的なグレナディア・フェンドゥ・モチーフのエンボス加工を施し、インデックスはホワイトスーパールミノバにロジウムコーティングを施したシンプルなアプライドインデックスを採用。

 アイコニックなフラッグモチーフは文字板を囲むフランジ上に、抑えたトーンでミニッツインデックスとともにさりげなくプリント。秒針のサブダイヤルもソリッドな単色デザインだ。

 こうしたデザインは38mmモデル、45mmモデルにおいても採用されていたが、42mmサイズでの採用はこれが初めて。ケースやベゼルの装飾も極力抑えた知的でスマートな佇まいは、現代の感覚にマッチするものといえそうだ。

 ダイヤルカラーは地中海の紺碧の海をイメージしたブルー、真夜中の海からインスピレーションを得たブラックの2種類で、それぞれステンレススチールブレスレットとアリゲーターレザーストラップのふたつのバージョン、合計4種類のバリエーションをそろえる。

 華やかで装飾性の高いデザインが多いコルムにあって、全体のデザインはかなり控えめな印象を受けるが、そのぶんアリゲーターレザーやステンレススチールブレスレットの重厚な存在感があらためて際立つ。

 歴史と伝統あるマリンウォッチを、華美にならずにさりげなく手にしたい人ならぜひ手に取っていただきたい1本だ。

●製品仕様
・価格(予価、消費税込):ステンレススティールブレスタイプ/75万9000円、アリゲーターレザーストラップタイプ/72万6000円
・ケース径:42mm
・ケース厚:10.30mm
・ケース:ステンレススティール
・ストラップ:ステンレススチールブレスレット、またはアリゲーターレザーストラップ(トリプ・ルフォールディングクラスプ付き)
・ムーブメント:自動巻きキャリバーCO 395
・駆動時間:パワーリザーブ42時間
・防水性能:100m/10気圧防水
・発売予定時期:2022年6月

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