「スープラ」が2000万円オーバー! 映画「ワイルドスピード」以外の北米での圧倒的人気の理由とは?
極上ノーマル状態の「スープラ」の驚きの落札価格は?
A80スープラ・タルガトップの極上車が、RMサザビーズオークションに出品された。日本も中古車マーケットで見かける車両は、なんらかのカスタムがされていることが多いが、この個体はフルノーマルである。走行距離は1万9000マイル弱(約3万km)で、ルネッサンスレッドのボディカラーもオリジナルのまま、アイボリーレザーの内装もシートに若干の使用感があるものの、全体として美しい状態となっている。
●「スープラ」に2000万円以上の値がつく
サービス履歴で最新のものは、2017年10月のタイミングベルト交換。走行距離から考えるに、これはあまり動かしていなかったことでタイベルが劣化したため交換をおこなった、ということなのだろう。おそらくエンジンの状態に問題はないと思われる。
そんな、もしかしたらもう2度とお目にかかれないかもしれないノーマル状態のスープラのハンマープライスは、17万6000ドル(邦貨換算約2250万円)であった。
この個体が実用に使うのではなくコレクション的位置づけだとすれば、この高額な落札価格もいたしかたないことなのだろう。
ほんの少し前まで、雨ざらしの中古車店ではフタ桁万円、状態がいい個体でも現在の軽自動車より安い価格で販売されていた時代を知っている世代からすると、どうしてあの時に買っておかなかったのか、と嘆くばかりである。
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