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新生「スマート」が「Eクラス」並にビッグになった! 完全に若者ターゲットへシフトした装備とは

SNSっぽいネーミングからも明らかに若者ターゲット

 クルマの開発経験がなかった時計メーカーの「スウォッチ」と、当時小型車の経験が浅かったダイムラー・ベンツ(当時)が協力し、1994年に誕生したブランドがスマートだ。途中でスウォッチが撤退し、ダイムラーがスマートを傘下におさめ、Aセグメント帯のマイクロカーの製造を続けてきた。現在は、中国の自動車メーカーGeelyとダイムラーが資本を折半し、電動化時代に向けてラインナップの一新を図った。今回発表された「#1」は、その第1弾にあたる。

スマート史上最も大きなモデルとして登場した「#1」。室内空間はメルセデス・ベンツ「Eクラス」並に広いという(C)Smart Automobile
スマート史上最も大きなモデルとして登場した「#1」。室内空間はメルセデス・ベンツ「Eクラス」並に広いという(C)Smart Automobile

●smartがより「スマート」になった!

 #1は、GeelyのSEAオールエレクトリック・アーキテクチャーを採用しており、BEVのみをラインナップする。一充電あたりの走行可能距離は440kmだという。

 デザインは、メルセデス・ベンツのチーフデザインオフィサーであるゴードン・ワグナー氏が監修している。そのデザインは、走行性能や電費などを向上させるために、現メルセデス・ベンツ車と同様に凹凸の少ないフラッシュサーフェイスとなっている。

 見れば分かるとおり#1は、若い層をターゲットにしているクルマで間違いないだろう。デジタル時代の流行を取り入れるためとして、SNSなどでよく使われている「#(ハッシュタグ)」を名前に使用。ポップなツートンカラーやチェック柄のホイールカバー、大型モニターなどが、鮮やかさと活気、未来的雰囲気を醸し出している。車内のスピーカーが、メルセデスではお馴染みとなっているハイエンドブランドのブルメスターではなく、アメリカのラッパーが創設したビーツなのも、スマホ世代にはグッと来る要素だ。

 2022年後半頃に生産が始まるとだけアナウンスされており、価格はまだ未定。日本においては、スマートの新車登録台数は2020年度が16台、2021年度は2台と少なく、果たして新しいスマートである#1が導入されるかどうか怪しい状況だ。

Gallery【画像】ベンツ「Eクラス」並に広くなった「スマート」のインテリアを見る(12枚)

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