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初代「NSX」が2000万円以下で落札!! 6速MTの美車が驚愕のバーゲンプライス

日本国内でもなかなか出てこない程度良好の「NSX」

 プライベートでクルマをコレクションしているという人は多い。そして公的な博物館よりも、そういった私的なコレクションの方に希少な個体があるというケースもよく見られる。

 アメリカ・フロリダ州で開催されたRMサザビーズオークションに、そんなアメリカの「The Rey Collection」から、さまざまなクルマが出品された。このレイ・コレクションとは、スポーツカーに情熱を注ぐ父と息子が、長年にわたって集めてきたものとのこと。

2001年にヘッドライトが固定式へと変更された(C)2022 Courtesy of RM Auctions
2001年にヘッドライトが固定式へと変更された(C)2022 Courtesy of RM Auctions

 そんなレイ・コレクションからの出品モデルの中で注目したいのは、2004年式のホンダ「NSX」だ。

 1990年に発売されたNA1型NSXは、当初C30A型3.0リッターV6エンジンを搭載していた。1997年にはMT車のエンジンを3.2リッターに変更し、平成12年排出ガス規制に適合。この3.2リッターエンジン車がNA2で、このマイナーチェンジモデルがII型となる。1999年に登場した、ABSユニットの変更をおこない、さらに排ガス濃度を下げたモデルがIII型だ。

●左ハンドル6速MTの「NSX」

 そして2001年、NSXは外観を大きく変更する。それまでリトラクタブルライトだったヘッドライトが、固定式となったのだ。これがIV型といわれるもの。今回出品されたアキュラ「NSX−T」は2004年式なので、このIV型ということになる。

 搭載されているエンジンは、C32B型3.2リッターV6で、6速MTを搭載。Tというモデル名からもわかるように、タルガトップボディだ。NSXの総生産台数は海外向けも合わせて1万8734台といわれているが、アキュラNSXの6速MTの生産台数は186台とのことで、これはそのうちの1台ということになる。

 当然、大切にコレクションされていた個体だけに、シルバーストーンメタリックのボディは美しく、オニキスブラックレザーのインテリアにもヘタリなどはない。ジャッキやスペアホイール、工具なども新車状態のまま付属している。

 そんなコンクールコンディションといっていいこのNSXは、15万4000ドル(邦貨換算約1950万円)でのハンマープライスとなった。

* * *

 しかし、この落札価格はお買い得だったのではないだろうか。現在、21世紀になってからつくられたNA2型NSXの中古車市場価格は、日本国内でも2000万円は確実にする。状態がいいものだと、3000万円というプライスタグも珍しいわけではない。

 というのも、NSXの生産台数は1991年がそのピークで、それ以降は徐々に生産が減り、とくに21世紀になり2004年に高根沢工場での生産が終了してからは、ひと月に10台程度しか生産されていなかったからだ。

 こうしたこともあり、希少かつ状態がすこぶるいいNSXをこのプライスで手に入れることができた人は、まさにラッキーだったといえるだろう。

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Gallery【画像】内外装ともに美しい状態の6速MTアキュラ「NSX−T」を見る(27枚)

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