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ボートなのに固定資産税がかかる! 住める「娯楽用船舶」は不動産? サステナブルな現代のノアの箱舟とは

あくまでも船なのに固定資産税を支払う必要がある?

 地球温暖化対策に適応した“住めるボート”として、アメリカ・フロリダ州マイアミを拠点に水上生活の提案をおこなっているのが「アークアップ社」だ。海面上昇が深刻化しているマイアミにおいて、ユニークかつ現実的(?)な提案として話題になった。

クルーズするアークアップ1号。正式なモデル名は、全長75フィートにかけて「アークアップ 75」と呼ばれている(C)Arkup
クルーズするアークアップ1号。正式なモデル名は、全長75フィートにかけて「アークアップ 75」と呼ばれている(C)Arkup

●土地に縛られることなく自由に住まう

 2019年に完成したボート「アークアップ」1号は、リビングルームやジムスペース、パティオが設けられているほか、4ベッドルームと4.5バスルームを備えた総面積2600スクエアフィート(241.5平米)、全長75フィート(22.86m)のボートだ。様々なニュースメディアに取り上げられただけでなく、NETFLIXの番組『世界で極める! 魅惑のバケーションレンタル(シーズン1:ボートの旅)』にも登場している。

 屋上に敷き詰められたソーラーパネルで太陽光発電をおこない、雨水を4000ガロンのタンクに集める浄水システムを完備。サステナブルな住めるボート“現代のノアの箱舟”として名を馳せている。あくまでもボートなので、太陽光発電で貯めた電力を用いて電動モーターを駆動させれば、最高速度5ノット(9.26km/h)で移動もできる。

 地球温暖化で海面が上昇しても順応できるし、オーナーの気分によって係留場所を変更すれば景色が変えられる、という画期的な住まいだ。アンカーも備えており、油圧式の支柱で固定することができる。

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