VAGUE(ヴァーグ)

VWは内燃エンジンの楽しさを諦めない! 「ゴルフGTI」に乗れば分かる万能感ただよう完成度とは

初代からの伝統を受け継ぐ“最新デザイン”

 2022年1月、8世代目となる新型「ゴルフGTI」が発売された。初代ゴルフが登場したのは、1974年のこと。このときフォルクスワーゲンのエンジニアたちはひそかに、本来は小型大衆車であるゴルフにスポーツカーのような性能を組み込んだモデルを開発していたという。

 1975年に初代GTIのコンセプトカーを発表。それが大きな評判をよび、GTIの市販化が始まる。いまでは弟分の「ポロ」や「UP!」にも設定されるなど、フォルクスワーゲンのスポーツモデルの代名詞となった。

通常モデルより車高が低い専用スポーツサスペンションを装着(C)河野敦樹
通常モデルより車高が低い専用スポーツサスペンションを装着(C)河野敦樹

●赤いチェック柄が初代から受け継がれるDNA

 直線基調のスタイリングで、ブーメランを思わせる太いCピラーを備えるという点は、歴代ゴルフの特徴だ。ラジエーターグリルの赤いラインやバッジは初代からいまに受け継がれるGTIの証。新型では専用デザインのフロントバンパーを装備し、下部にはブラックのハニカムエアインテークを採用、その左右に印象的なX字型のLEDフォグランプを配している。

 またリアバンパーやディフューザー、サイドスカート、リアスポイラーなどもGTI専用となっており、ベースモデルとの差別化が図られている。ドアミラーの形状やボディコーナーの処理、ルーフスポイラーやボディのアンダーパネルなど、細かな改善の積み重ねによってCd値を先代の0.3から0.275にまで低減。これにより燃費性能も向上している。

 インテリアでは、赤いチェック柄のスポーツシートが初代GTIから受け継がれた意匠だ。専用のフラットボトムタイプのステアリングには、赤いアクセントとGTIエンブレムが備わる。センターコンソールはドライバー側に傾斜したドライバーオリエンテッドなデザインとなっている。

 ドライバーの正面には10.25 インチの液晶ディスプレイが、ダッシュボード中央には10インチのタッチ式ディスプレイが配置されている。デジタル液晶メーターの中央にはGTIのロゴがついた専用デザインのタコメーターが設置されており、ビューの切り替えによってブースト圧や走行中のエンジン出力を表示することも可能だ。

 パワートレインは、最高出力245ps/最大トルク370Nmを発揮する2リッター直列4気筒ターボで、7速DSGを組み合わせる。スペックは先代比で15ps/20Nmのアップ。これは先代に設定された特別仕様車「ゴルフGTIパフォーマンス」と数値は同じだが、新型のエンジンはインジェクターの改良、フリクションやノイズの低減など、進化版となっている。

Nextまるで運転が上手くなったかのような自然なチューニング
Gallery【画像】実用性から走りまで、すべてを兼ね備えたフォルクスワーゲン ゴルフGTIを見る(11枚)

page

  • 1
  • 2

RECOMMEND