ブランドを代表するフラッグシップモデルがオールダイヤル誕生20周年を祝福
1918年の創業以来、悠久の時の流れの中で変わらぬ哲学のもと真摯に腕時計を作り続けているミドー。その哲学は、時代を超えて輝き続ける歴史的建造物やモニュメントと相通じるものがある──
そんな発想からインスピレーションを受けて2002年に生まれたのが同ブランド人気モデルのひとつ、オールダイヤル・コレクション。ローマの円形闘技場“コロッセオ”から着想を得た同コレクションは、先人たちの優れた先見性とともに、ミドーが重要視しているタイムレスな審美眼を今に伝えようとするものだ。
オールダイヤル・コレクションの誕生から20年の節目を迎える2022年、ミドーではアニバーサリーイヤーを祝して、各フラッグシップコレクションからそれぞれ歴史的な建造物にちなんだ5つの限定モデルを発表することとなった。
2022年3月25日に発売された「バロンチェッリ シグネチャー リミティッドエディション」は、その第2弾となるもの。美しさにこだわるミドーの中でもとくにエレガントなモデルとして知られるバロンチェッリ・コレクションから登場するものだ。

●フランス・レンヌのオペラハウスから着想を得たドレッシーなタイムピース
「記念モデル」というと得てして華美に陥りがちな場合もあるが、本モデルの佇まいはあくまで品良く可憐で慎ましい。モチーフとして選ばれたのは、フランス西部・ブルターニュ地方の中心都市レンヌのオペラハウス。19世紀初頭、チャールズ・ミラルデによって設計され、ピエール・ルイーズによって建てられた優美なイタリアンスタイルの歌劇場だ。
世界限定1836本という販売数量は同オペラハウスがオープンした年にちなむもの。記念モデルの証として、裏ぶたには同オペラハウスをモチーフにした特別なエングレービングとともにシリアル番号が刻まれている。
ムーブメントにはニヴァクロン製ヒゲゼンマイを採用、最長80時間のパワーリザーブを誇る自動巻きキャリバー80を採用。
清潔感漂うアイボリーカラーのダイヤルにはきめ細かなグレイン加工で凹凸が施されており、両端に丸みをもたせたバースタイルのアプライドインデックスを外周にレイアウト。6時位置に配置されたファサード型の可愛らしい窓からは日付表示がさりげなく顔をのぞかせる。
一方で、アルファ型ファセット仕上げの時分針、ブルースチール製の長い秒針、アリゲーター調エンボス加工を施したブラックレザーが甘さを抑え、全体をバランス良く整えているのも好印象。またパッケージにはコレクター向けに製作られた特製記念メダルが添えられる。
洗練された姿は、建築ファン、コレクターならずとも思わず手に取りたくなる。なんとも優美でドレッシーなタイムピースだ。
●製品仕様
・製品名:ミドー バロンチェッリ シグネチャー リミティッドエディション
・価格(消費税込):12万7600円
・品番:M037.407.16.261.00
・ケース径:39mm
・ケース:ポリッシュ仕上げのSS
・風防:両面反射防止加工のドーム状サファイヤクリスタル
・ストラップ:クロコダイル調ブラックレザー、SSフォールディングバックル
・ムーブメント:自動巻き キャリバー80(ETA C07.611 ベース)
・駆動時間:最大80時間パワーリザーブ
・防水性能:5気圧防水
・販売数数:1836本限定