異彩を放つカッコよさ! ハンドメイド感たっぷりのバイクとは
「東京モーターサイクルショー2022」において、ひときわ異彩を放っていたカスタムバイクを発見した。
モーターサイクルライフをファッショナブルに楽しむことをテーマに、センスの良い大人のライダー達が好んで身につけるアパレル、ヘルメット、アイウェアの販売をおこなっているRIDEZのブースに展示されていた「秋水」である。

●基本はカフェレーサー仕立て
スケルトンのカウルに、アルミ板を加工・溶接して作ったハンドメイド感たっぷりの外装、そして、所々に見られるギミックな作り込みはバイク好きだけでなく、メカ好きのオトコならば目を奪われてしまう。
そのスタイルはいわゆるカフェレーサーである。シングルシートにクリップオンのセパレートハンドル、そしてバックステップ化というカスタムは、グランプリレーサーの公道版ともいえるカフェーレーサーの王道スタイルだ。
そのルーツは1960年代、イギリス・ロンドンのロッカーズ達がレーサーを真似て作ったバイクに跨り、スタート地点となるカフェから次のカフェまでの区間でどちらが速く到着できるか、そんなスピードを競ったことがきっかけとなって誕生した。
このスタイルとカスタムの手法は、1970年代には世界的なブームとなり、バイクメーカーからも純正でカフェレーサーと呼べるスタイルのバイクが登場した。
そんな特殊なレーサーであるカフェスタイル。この「秋水」は数あるカフェレーサーテイストのバイクの中でも異色の存在だ。
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