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令和の時代もまだまだパクる!? 5スロットグリルのジープそっくりSUVが中国から登場!

伝統の7スロットグリルを5スロットに!?

 数年前まで中国は、偽iPhoneや偽ルイ・ヴィトンといったコピー商品で、日本だけでなく世界中で有名だった(今でもそういうイメージを強く持つ人は少なくない)。そんな中国は現在、世界でもっとも人気の高いスマートフォンブランドを持ち、世界各国のITメーカーの製造や開発を担うなど、世界を牽引するIT超大国へと進化した。

北京汽車が公開した「BJ60」のティザー写真。このグリルの感じは明らかに……(C)北京汽車
北京汽車が公開した「BJ60」のティザー写真。このグリルの感じは明らかに……(C)北京汽車

 クルマ業界でも同じく、主に電気自動車においてテスラやフォルクスワーゲンといった一流メーカーとしのぎを削る存在にまで成長。今では、コスパに優れ、なおかつオリジナリティに富む中国車が、欧米の路上を走っている。

 そんな状況にある現代でも、一部の中国のクルマは、コピーをやめるつもりがないようだ。2022年3月に北京汽車がティザー写真を公開した「BJ60」もその1台だろう。

 BJ60はスクエアボディを持つSUVだ。リアゲートに備わるスペアタイヤや大径タイヤやルーフレールなども写真で確認できる。

 注目なのは、ジープ「グランドチェロキー」を思わせる縦スロットグリルのあるフロントフェイスが装備されているところ。おそらく訴訟を避けるために、ジープ伝統の7スロットは、ヘッドライトを内蔵する5スロットへと変えられているのだろう。ジープっぽいグリルは、いかにもオフロードに強そうな雰囲気を演出している。

 パワートレインは、大柄のボディであるにも関わらず、中国市場を意識したおなじみの小さい2リッターエンジンを搭載。8速ATと4WDを採用していることといい、ボディに合わない少パワーでどこまでの走破性を実現できるかが気になるところだ。

●まだまだある中国のコピー車

 BJ60を筆頭に、最近また中国メーカーによるコピー車が増えてきたような気がする。

 ポルシェ車やホンダ車に似たクルマを販売しているORAは、2022モデルとして電気自動車の「パンクキャット」を発表。その見た目はあまりにもフォルクスワーゲン「タイプI」に似ていたため、物議を醸した。その後、ヘッドライトを四角くするなどの変更が加えられた「バレエキャット」が登場するも、やはり似すぎていたため再度物議を醸した。

 対して、中国政府が愛用している紅旗やフォーミュラEに参戦するNIOのような、パクリをおこなわず本気でクルマを作り続けているメーカーも多数あるのは真実。ただ、パクリメーカーによって中国車自体のイメージが悪くなってしまっているのは、悲しいことだ。

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