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日本の技と粋を集結「ワンランク上の本格紳士靴」三陽山長の「匠」シリーズは独自製法が魅力的

三陽山長の人気モデルであるダブルモンクストラップの「源四郎」とパンチドキャップトゥの「弦六郎」に、より上質な仕立ての「匠」シリーズが加わった
三陽山長の人気モデルであるダブルモンクストラップの「源四郎」とパンチドキャップトゥの「弦六郎」に、より上質な仕立ての「匠」シリーズが加わった

快適な履き心地を生む“フレキシブルグッドイヤーウェルト製法”

 三陽商会が展開する高級紳士靴ブランド・三陽山長の「匠」シリーズに、ダブルモンクストラップの「匠 源四郎」とパンチドキャップトゥの「匠 弦六郎」が新たに加わった ブランドの上位ラインとして展開されている「匠」シリーズは、リブテープを使わない特別な中底を用いる独自の“フレキシブルグッドイヤーウェルト製法”により、従来の製法にはないやわらかな履き心地と屈曲性を実現。また、流麗な曲線美がもたらすワンランク上のルックスも特徴となっている。

 三陽山長独自の“フレキシブルグッドイヤーウェルト製法”について、三陽商会コーポレートビジネス部の猿渡伸平さんは次のように話す。

「『匠』シリーズと通常ラインとのもっとも大きな違いは、底づけの製法にあります。ともに本格靴の王道であるグッドイヤーウェルト製法を用いていますが、『匠』シリーズが用いるのは“フレキシブルグッドイヤーウェルト製法”という、三陽山長独自の仕立てです。

 通常のグッドイヤーは中底にリブテープとよばれる部品を貼りつけ、そこにアッパーとのつなぎ役になるウェルトを縫いつけていきます。対してフレキシブルグッドイヤーでは、中底の端をめくるようにして革を起こし、そこにウェルトを縫いつけます。“フレキシブルグッドイヤーウェルト製法”はリブテープを用いない分、底の屈曲性が格段にアップするのです。ちなみに製造は、小刀のような道具を使い、職人がひとつひとつ手でおこなっています。

 さらに、通常のグッドイヤーではクッション材としてコルクを仕込むところを、フレキシブルグッドイヤーではより柔軟なフェルト素材にすることで、さらなるしなやかさを実現しました。“堅牢さには優れるものの、足になじむまで硬い”というグッドイヤーの欠点を克服し、驚くほどやわらかな履き心地を実現しています」

●細部にこだわる匠のワザがたたずまいにもあらわれる

「匠」シリーズは“フレキシブルグッドイヤーウェルト製法”だけでなく、その曲線美も魅力のひとつとなっている。紳士靴の優美さは、曲線と曲線の乱れなき連なりによって醸し出されるが、「匠」シリーズはその曲線美をさらに推し進めているのだ。

土踏まずの周りに採用された“セミべヴェルドウエスト”仕立て。一般的な靴よりもシェイプを絞り込み、抑揚をつけて仕上げたことで、靴全体の曲線美が強調され、いっそう流麗なたたずまいに
土踏まずの周りに採用された“セミべヴェルドウエスト”仕立て。一般的な靴よりもシェイプを絞り込み、抑揚をつけて仕上げたことで、靴全体の曲線美が強調され、いっそう流麗なたたずまいに

 象徴的なのは、土踏まずの周りに採用された“セミべヴェルドウエスト”仕立て。一般的な靴よりもシェイプを絞り込み、抑揚をつけて仕上げた。これにより、靴全体の曲線美が強調され、いっそう流麗なたたずまいになっている。これも職人の手仕事によるもので、世界的に有名な高級靴にも採用される意匠だという。

 さらに、一般的な革靴では中央部分に継ぎ目が入るものが多いなか、「匠」シリーズは継ぎ目のない“シームレスヒール”を実現。革を大きく裁断してふんだんに使う必要があるディテールで、仕立てにも高い技術を必要とする。

 また「匠」シリーズは、日本製ならではの美意識を細部に色濃く反映しているのもポイント。ひと針ずつ手を抜かない、乱れのない精緻な縫製やつくり込みが、靴全体のたたずまいにあらわれている。デザインは海外の様式を踏襲しながら、イギリス、イタリア、フランスの靴とはひと味違う、日本製らしい品格が感じられる。

 同様に、アウトソールの土踏まず部分を黒く塗り上げた“半カラス仕上げ”も見逃せない。履いているときは見えない隠れた部分にもこだわっているところにも、日本靴ならではのこだわりが息づいている。

●製品仕様
■匠 源四郎
・価格(消費税込):11万円
・サイズ:24〜27cm

■匠 弦六郎
・価格(消費税込):11万円
・サイズ:24〜27cm

Gallery【画像】日本製ならではの美意識とこだわりが息づく「匠」シリーズを写真で見る(8枚)

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