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ミニマルなデザインと使いやすさを追求したH.モーザーの新作パーペチュアルカレンダー

手動の日付調整は一切不要。複雑機構“パーペチュアルカレンダー”搭載

 日本語では“複雑時計”などと訳されるコンプリケーションウォッチ。時計愛好家以外にはあまりなじみがない言葉だが、これは「本体内部にきわめて高度な技術が必要とされる機構・機能を搭載した時計」を指す専門用語だ。

 代表的な機構にはトゥールビヨンやミニッツリピーターなどがあるが、これらと並んで挙げられるのが「パーペチュアルカレンダー」なる日付表示機能だ。

 一般的な機械式時計のカレンダーでは、31日を1周期として設定されているため、2月・4月・6月・9月・11月は月末に手動で日付を修正する必要がある。一方このパーペチュアルカレンダーでは、月毎の日数調整はもちろんのこと、4年に一度訪れるうるう年の調整まで自動でおこなってくれる。

 技術的な難易度や品質の高さ、さらに希少性もあいまって、その価格は数百万円から数千万、なかには億を超える価格で取引されるものもあるほど。まさに桁違いの高級時計だ。

 そのパーペチュアルカレンダー搭載モデルを2005年より展開しているのが、数多くのコンプリケーションウォッチを世に送る気鋭のブランド・H.モーザー。

 最新作「エンデバー・パーペチュアルカレンダー・ファンキーブルー」では2015年発表モデルのデザインを刷新、クリアラッカー仕上げのブランドロゴを配した42mmモデルとして生まれ変わらせている。

サンバースト仕上げのブルーフュメダイヤルと透明なロゴが、「Less is More(少ないほど豊かである)」を体現する「エンデバー・パーペチュアルカレンダー・ファンキーブルー」
サンバースト仕上げのブルーフュメダイヤルと透明なロゴが、「Less is More(少ないほど豊かである)」を体現する「エンデバー・パーペチュアルカレンダー・ファンキーブルー」

●「Less is More(少ないほど豊かである)」というブランド哲学を寡黙に表現

 一般にコンプリケーションと呼ばれる時計には、偉大な技術への敬意と誇りを表して荘厳華麗な意匠が施されていることが多いもの。しかし、H.モーザーの場合はきわめてミニマルなデザインを採用しているのが面白いところ。

 この最新作でも表示の分かりづらいサブダイヤルは排除し、6時位置にセコンドダイヤルを残すのみ。月表示は小さなセンター針とインデックスで表し、一方3時位置には大きなデイト窓を搭載してわかりやすく日付を表示。9時位置のインジケーターでは7日間の残量をさりげなく伝える。

 そして、取り扱いに注意を要する日付調整が容易かつ安全におこなえるダブル・プル・クラウンなど、ユーザーにとっては極めて操作しやすいムーブメントが組み込まれているのもポイントのひとつ。

 サンバースト仕上げを施した美しいブルーのフュメダイヤル、透明なロゴを備えた最新モデルはまさに「Less is More(少ないほど豊かである)」というブランドの哲学を体現するもの。寡黙で静謐な表情の中に絶対的な自信をみなぎらせる、なんともダンディなタイムピースだ。

 また、世界20本の数量限定モデルとして登場した「エンデバー・パーペチュアルカレンダー・チュートリアル」(品番1800-0205、予定価格750万円・税別)は、ある意味「Less is More」の真逆を行くもの。シンプルを極めたダイヤル上には、カンニングペーパーさながらの簡潔なメモとスケッチで各機能の説明をプラス、いたずらっぽい大人の遊び心に思わず笑みがこぼれる。

●製品仕様
・予定価格(消費税込):1800-0204(748万円)、1800-0205(825万円)
・ケース径:42.0mm
・ケース厚:11.9mm
・ケース:18Kホワイトゴールド
・ストラップ:手縫いのベージュ クーズー レザーストラップ
・風防:ドーム型サファイアガラス
・ムーブメント:自社製手巻きキャリバー HMC 800
・駆動時間:パワーリザーブ168時間(約7日間)
・防水性能:3気圧

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