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5000万円で55台限定! 公道走行不可でも欲しくなるAMG「GTトラック・シリーズ」の本気度とは?

AMG創立55周年記念モデルは55台限定

 AMGという独立したチューナー時代にまでさかのぼるのならば、2022年に創立55周年を迎えたメルセデスAMG社。今から55年前に、ハンス・ヴェルナー・アウフレヒトと、エルハルト・メルヒャーという、ふたりのエンジニアによって設立されたこのチューナーは、メルセデス・ベンツがル・マン24時間レースでの事故を直接の理由にモータースポーツ活動を中止するなか、さまざまなレーシングカーをプライベーターのために製作。優秀な戦績からその名を広くカーマニアの間に知らしめた。

フロントのカーボン製ウイングにはルーバーが内蔵され、それによってダウンフォースをさらに高めることを実現
フロントのカーボン製ウイングにはルーバーが内蔵され、それによってダウンフォースをさらに高めることを実現

 彼らが伝統的に哲学としていたのは、「最高のものをさらに良くする」という、きわめて単純ではあるが簡単には実現することのできないものだった。メルセデス・ベンツは、それ自身が妥協のないエクスクルーシブなパフォーマンスカーとして市場へと送り出されており、それをさらに高性能にするには彼らがメルセデス・ベンツに在職していた時代の経験、そして新たなアイデアとそれに挑戦する情熱が何より必要だったのだ。

●公道走行できないサーキットスペシャル

 今回、創立55周年を記念して55台が限定生産されることが決定したメルセデスAMG「GTトラック・シリーズ」は、メルセデスAMG自身がそのすべて開発した、史上もっともパワフルなカスタマー・スポーツカーだ。

 そのベースとなったのは、これまでGTシリーズのトップパフォーマーとして君臨してきた「GTブラック・シリーズ」で、トラック・シリーズは、GT3、あるいはGT4マシンから得たサーキットでのノウハウをそれに融合させた車両コンセプトを特長とするモデルだ。

 ブラック・シリーズと異なるのは、多くのカスタマーが想像するとおり公道走行が不可能であること。それに対してメルセデスAMGやメルセデス・ベンツは、オフィシャルのクラブスポーツイベントなどを、最高のホスピタリティとともに用意するという。

Nextレーサー気分になれる「GTトラック・シリーズ」の見所は?
Gallery【画像】レーシングカーそのまんまのメルセデスAMG「GTトラック・シリーズ」の内外装を見る(13枚)

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