「エヴァイヤ」のデザインランゲージを継承したSUV「エレトレ」誕生
最後の内燃機関モデルである「エミーラ」の4気筒モデルの受注を開始したばかりロータスだが、2022年3月29日(英国時間)にオールエレクトリックのSUV「エレトレ」のワールドプレミアがおこなわれた。
まずはワールドプレミアでアナウンスされた、コードネーム「Type132」ことエレトレの概要を紹介しよう。

●ロータスにとって初物づくしの「エレトレ」
エレトレは、ICE最後のスポーツカーとなる「エミーラ」の魂とオールエレクトリックハイパーカー「エヴァイヤ」の革新的なエアロパフォーマンスを取り入れたとロータスはアナウンスしている。そして独自に「ハイパーSUV」であると定義づけている。
そんなエレトレだが、実はロータスにとって初物づくしでもある。ロータス初の5ドアプロダクションカー、スポーツカーセグメント以外の初のモデル、初のライフスタイルEV、ロータス史上もっともデジタルでコネクトされているモデル……などなど。
そして「Born British,Raised Globally」というコンセプトのもと、製造は中国の武漢に新しく建設された最先端のファクトリーで、2022年後半から開始される。これもロータス初である。
この「Born British,Raised Globally」をもう少し具体的に説明しよう。
ロータスの拠点である英国ヘセルのチームによって企画開発され、中国武漢のロータステクノロジー部門が電気モーターとバッテリー技術をリード。生産が武漢でおこなわれるのは、中国がEVの巨大なマーケットであることもあり当然の成り行きであろう。
そしてドイツのラウンハイムにあるロータステクノロジーイノベーションセンターのチームは、スウェーデンのヨーテボリにあるエンジニアリングチームの専門家とともに、コンポーネントの統合、耐久性テスト、認証などを担当し、EV管理システムにも取り組んでいる。
全体的な内外装のデザインは、英国ウォリックシャーにあるロータステクノロジークリエイティブセンターに拠点を置く国際チームが担当する、といった具合だ。
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