VAGUE(ヴァーグ)

「道が酷すぎて、俺のフェラーリが通れないんだ!」ロックスターのロッド・スチュワートが自腹で道路を補修する

「行政がやらないから、俺らが道路補修する!」

 往年のロックスターであるロッド・スチュワートのインスタグラムが話題になっている。御年77歳のロックスター自ら自宅周辺の道路を補修する、という動画がアップロードされたのだ。

 動画では「住んでいるハーロウ近くの道路は、ずっとこんな感じで誰も補修しようとしないから、仲間たちと道路補修してます」と、道路工事現場の作業員や誘導係が着ている英国ではお馴染みの蛍光黄色のベストを着たロッド・スチュワートが語る。

御年77歳のロッド・スチュワート。初のヒットを達成した際にはランボルギーニ「ミウラ」を購入。後に「ガヤルド」や「ディアブロ」、「エンツォフェラーリ」などを所有するなど、かなりのクルマ好き。写真に映るのは、愛車のロールス・ロイス「ファントム」(C)Instagram(@sirrodstewart)
御年77歳のロッド・スチュワート。初のヒットを達成した際にはランボルギーニ「ミウラ」を購入。後に「ガヤルド」や「ディアブロ」、「エンツォフェラーリ」などを所有するなど、かなりのクルマ好き。写真に映るのは、愛車のロールス・ロイス「ファントム」(C)Instagram(@sirrodstewart)

 続けて「つい最近、救急車が穴のせいでパンクして立ち往生したし、周辺住民のクルマはダメージを負うし、自分のフェラーリはこの道を通れません。M11(国道)には何百万ポンドと注ぎ込んでいるのに、ここは自腹で補修ですよ」と不満たらたらの様子だ。

 日本では舗装道路が傷んでいることはあっても、“穴”があいている、なんてことは皆無ではないだろうか? 道路にできた穴は英語圏で「ポットホール」と呼ばれ、多くの場合、雨水が溜まっていて深さが分からない。また、制限速度内で走行していても、深さによっては車両やタイヤにダメージを与えかねない。

 ロッド・スチュワートほどのセレブリティともなれば、不動産は複数所有していると思われる。だが、彼が主たる住居として用いているのは、ロンドンからクルマで30分ほどの郊外、エセックス州のハーロウという場所だ。

 インターネットで検索してみると、ロッド・スチュワートは2013年に「ダリントン・ハウス」と呼ばれる歴史的邸宅を購入していた。総敷地面積18.781ヘクタール、換算すると5万6812.525坪もあるそうだ(東京ドームおよそ4個分)。販売時は、母屋であるダリントン・ハウスのほか時計台を含む4つの建物があった。

 ロッド・スチュワートは、この屋敷を2年かけてリノベーションしたという。Google Mapsの写真では、サッカー場や手入れが行き届いた広大な庭を見ることができる。購入時の金額は465万ポンド。ロッド・スチュワートほどのスーパースターには控えめにも感じるが、リノベーションには物件同等、もしくはそれ以上の金額を費やしていそうな雰囲気だ。

●スーパーカーを所有するにはまずは道路整備から

 ダリントン・ハウスの目の前には「シーリング・ロアー・ロード」という名称の道があるので、Googleストリートビューで近所を“散策”してみた。インスタグラムにアップロードされた補修場所かどうかは定かではないが、この道路は典型的なイギリスの“田舎道”で、クルマがすれ違うための待機場所がところどころに設けられている。

 そして、ロッド・スチュワートがご立腹のポットホールが確認できるうえ、道路の穴による巨大な水たまりの存在を確認することもできた。そもそも、この道をフェラーリで走ること自体、辛そう……。ちなみにロッド・スチュワート、かつて「F40」にも乗っていたが現在所有しているのは「F8トリブート」だそうな。

 インスタグラムにアップロードされている写真を眺めてみると、普段乗っているのはロールス・ロイス「ファントム」であるようだ。恐らくリアシートに座っているのだろうが、この道でファントムのステアリングを握るドライバーは、相当腕が良いのだろう。

 なお、今回のインスタグラムの反響は大きく、地元の自治体が道路の状況調査に着手する、と発表した。

Gallery【画像】こんなひどい道、日本ではかなり稀「道路補修をするロッド・スチュワート」を見る(6枚)

RECOMMEND