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海を渡って日本から2台参戦! 東京大学×ホンダテクニカルカレッジ関東の「ラリー・モンテカルロ・ヒストリック」挑戦を現地からレポート【イタリア通信】

ラリー・モンテカルロのヒストリック版が2年ぶりに開催!

Writer:野口祐子(NOGUCHI Yuko)

 2022年1月27日、第24回「ラリー・モンテカルロ・ヒストリック(Rallye Monte-Carlo Histrique)」がミラノからスタートした。

 2021年はコロナ禍のため世界中のイヴェントが中止となり、ラリー・モンテカルロ・ヒストリックも2年ぶりの開催にはこぎつけたが、日々規則が変更するという事態の中でのスタートとなった。当初はミラノのシンボルである街の中央のドゥオーモ(大聖堂)からスタート予定だったが、それも寸前で中止になってしまった。コロナ禍のイヴェントは、一寸先も見えない、手探りの臨機応変な対応を強いられる。オーガナイズの速攻の判断はまさにラリーの世界そのものだ。

ゼッケン189番、アリタリアカラーのランチア「ストラトス(1976年)」(C)野口祐子
ゼッケン189番、アリタリアカラーのランチア「ストラトス(1976年)」(C)野口祐子

●ラリー・モンテカルロ・ヒストリックとは

 モナコ王立自動車クラブ(Automobile Club of Monaco通称ACM)が主催する、1911年に始まった歴史ある競技「ラリー・モンテカルロ」(現在のWRCラリー・モンテカルロ)は、今世界でもっとも知られている伝統あるモータースポーツイヴェントの中のひとつである。

 そのヒストリック版として1997年に誕生したのがこの「ラリー・モンテカルロ・ヒストリック」だ。

 ヒストリック版は、ラリー・モンテカルロが1995年まで取り入れていた前座ステージがルーツとなっている。これは、参加車がヨーロッパ各地からモンテカルロ(モナコ東地区)を目指してやってくるという「パルクール・デ・コンサントラシオン」(集合レッグ)というルールを取り入れ、毎回ヨーロッパの3つの都市からスタートした参加車がモンテカルロに集まり、ラリーが始まるというものだ。

 2022年のスタート地と参加台数は次のとおり(モンテカルロまでは大会側で計画されたルートを走る。チェックポイントあり)。

・バート・ホンブルグ(ドイツ)/26台:モンテカルロまで1154km
・ミラノ(イタリア)/118台:モンテカルロまで664km
・ランス(フランス)/124台:モンテカルロまで954Km

モンテカルロ・ラリーで活躍したラリーカーが並ぶ(C)Canossa Events
モンテカルロ・ラリーで活躍したラリーカーが並ぶ(C)Canossa Events

 世界33か国(ドイツ、フランス、イタリア、スイス、デンマーク、ポルトガル、スペイン、メキシコ、ハンガリー、ベルギー、イギリス、ポーランド、ロシア、スウェーデン、ウクライナ、モンテカルロ、マルタ、ルーマニア、オーストリア、アメリカ、フィンランド、ノルウェー、日本、etc)から約300台がエントリー。

 製造年別に1911−1965、1966−1971、1972−1976、1977−1982と4つのカテゴリーで構成され、ポルシェ36台、ランチア34台、フォード20台、アルファ ロメオ20台、BMW16台、フォルクスワーゲン14台、ルノー10台、その他、と全50近くのブランドが集まり、まさにヒストリックにふさわしい当時を彷彿させるラリー界の「顔」が並んだ。

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