ホットロッドは、どれだけ派手で奇抜なルックスであるかが命
「もしもファーストアローズが1920年~1950年に存在していたなら、こんなアメリカンホットロッドマシンを製作していた」というコンセプトのもと製作されたのが、ここで紹介する「モデルA」だ。

アメリカ発祥のホットロッドとは、主に1920~1930年代に製造されたクラシックカーをベースに使い、大排気量エンジンに換装、派手なペイントを施したカスタムカーのことを指す。
その原点は、T型フォードをベースに自分好みにカスタマイズを施したところにある。エンジンやタイヤはむき出しで、ピラーを切り落としてルーフを低くし、より精悍なスタイルに仕立て上げるのが定番でありセオリーとされいる。
●ほぼ「モデルA」の面影はなし
今回、ファーストアローズが手掛けたマシンのベースは、T型フォードの後継モデルとして1927年に登場したモデルA(1929年モデル)だ。
まるで面影がないが、そこがアメリカンカスタムカルチャーであるホットロッドの表現方法のひとつである。ハンドメイドでどこまで究極のマシンとして仕上げることが出来るかを競い合うところに面白さがあり、これこそがファーストアローズが扱っているシルバーアクセリーとも共通した部分といえるのかもしれない。
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