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モーガンの3輪車「3ホイーラー」が蘇った! 後継となる新型「スーパー3」はガソリン3気筒を搭載

走りの素性は不変、見た目は一気に現代的に

 1913年に創設して以来、自らのスタイルを崩すことなく自由なクルマづくりをおこなっているモーガン。現在もイギリスを拠点に、ハンドメイドによる少量生産をおこない、昔ながらのクラシカルなマシンを仕上げている。

 そんなモーガンの主力モデルは、フロント部から露出するV型2気筒エンジンを搭載した3輪スポーツカーの「3ホイーラー」だ。木製のボディ構造や1輪のみの後輪が駆動するという、今となっては激レアなレシピは、1910年から変わっていない。しかし、3ホイーラーに搭載されているS&S製エンジンの型式認証が、今年期限を迎えるため、それに伴って現行3ホイーラーの生産が終了することになった。

自然吸気3気筒エンジンとマツダ製マニュアルトランスミッションを搭載する。0-100km/h加速は約7秒(C)Morgan Motor
自然吸気3気筒エンジンとマツダ製マニュアルトランスミッションを搭載する。0-100km/h加速は約7秒(C)Morgan Motor

●3気筒になった3輪車

 そこで2022年2月末に、3ホイーラーの後継モデルとして「スーパー3」が登場した。モーガンは「今後は、EVメーカーになる」と以前アナウンスしていたが、どうやらその言葉は先延ばしになったようで、今回の新型車はガソリンエンジンを搭載しての登場となった。

 先代のV型2気筒(ツインV)からフォード製3気筒へと変更し、搭載位置は従来よりも少し後ろへ移動、フロントからエンジンを拝むことはできなくなった。エクステリアは、ディッシュホイールで足元を飾り、スマートさを感じさせるプレスラインやエアベントなどを備えて、レトロフューチャーさを醸し出したルックスへと大きく変更された。ちなみタイヤは、フロントがAvon製の2輪用タイヤで、リアは四輪用のラジアルタイヤとなっている。

 スペースフレーム構造からアルミ製モノコックへと一新されたシャシは、車両重量635kgを実現。最大出力は3ホイーラーの2〜3倍となる118psを誇る。最高時速はなんと209km/hにも及ぶという。ただ、そんな速度を3輪のオープントップで楽しむには、相当な勇気がいるだろう。

 3輪ゆえのスリルと純粋なガソリンエンジンを味わえる、というのは、電動化が進む現在では希少な存在。クルマ好きにとって最高のおもちゃであるスーパー3の価格は、約3万5000ポンド(邦貨換算約530万円)となる。

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