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水の使用量を3分の1以下に抑えた画期的な染色技術を導入「サステナブルを意識した1足」はメレルの真骨頂

サステナブルな染色技術を採用

 米国発のアウトドアブランド・メレル(MERRELL)から、従来の染色工程を見直し、水の使用量を3分の1以下に低減させる新しい染色技術“SOLUTION DYE(ソリューション ダイ)”を採用したトレイルランニングシューズが登場。

 メレルはこれまでも、環境負荷削減に向けたモノづくりをおこなってきたが、2022年春のブランドサステナブルアクションとして「MOAB FLIGHT SOLUTION DYE(モアブ フライト ソリューション ダイ)」をリリースした。

“SOLUTION DYE”や30%のリサイクル素材を配合したアウトソール“Vibramエコデュラ”など、多くのサステナブル素材を採用した「MOAB FLIGHT SOLUTION DYE」
“SOLUTION DYE”や30%のリサイクル素材を配合したアウトソール“Vibramエコデュラ”など、多くのサステナブル素材を採用した「MOAB FLIGHT SOLUTION DYE」

 今回採用された染色技術“SOLUTION DYE”とは、一体どういうものなのか? また、なぜ本モデルに採用したのだろうか? こうした疑問にメレルの輸入総代理店を務める丸紅フットウェアのマーケティング部・田中祐介さんは次のように回答する。

「“SOLUTION DYE”とは、化学繊維の原料に染料など色材を加え、その着色された原料から繊維を製造する染色技術です。従来の染色工程では、すでに繊維化されたものに着色をするため、洗浄工程において大量の水を必要としていました。それと同時に多くの水が排出され、さらに工程内で発生するエネルギーによる温室効果ガスも環境負荷の一因として懸念されています。

 そこで“水やエネルギーは無制限ではない”との観点から、サステナブルな染色技術である“SOLUTION DYE”を採用、水の使用量を3分の1以下に削減し、エネルギー使用量の大幅な削減を実現しました。メレルのアウトドアブランドとしての使命でもある環境負荷軽減への取り組みを具現化したサステナブルアクションです」

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