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普通自動車免許だけで牽引できる「小型キャンピングトレーラー」に注目! 使い方は無限大の「マルチシェルトレーラー」とは

軽自動車でも牽引できる小型キャンピングトレーラーとは

 ひと昔前までのキャンピングトレーラーにまつわるイメージは、次のとおりかもしれない。

「乗用車でもオートキャンプは楽しめる。わざわざキャンピングトレーラーを牽引してキャンプをするなんて面倒だ」

 しかし、日本のキャンピングカー市場に現在、大きな変化が起きている。最近のキャンピングトレーラーの進化は目覚ましく、より手軽に様々な用途に活用できる新しいトレーラーが誕生し、注目を集めているのだ。

価格的にも手が届きやすのが「マルチシェルトレーラー」の利点だ
価格的にも手が届きやすのが「マルチシェルトレーラー」の利点だ

「ジャパンキャンピングカーショー」で初披露された「マルチシェルトレーラー」は、その典型といっていいだろう。

●使い方はオーナー次第のマルチシェル

 これまでのキャンピングトレーラーは旅を目的として、ベッドやキッチン、ソファといったものを装備していた。しかしマルチシェルトレーラーは、変幻自在のカスタムフリーモデルとして、オーナーがそれぞれの使用目的に合わせてカスタマイズできるように工夫されているのだ。

 つまり、キャンピングトレーラー以外にもキッチンカーとして、また自転車、バイクを運搬するカーゴトレーラーとして、さらに、農業、漁業用の道具の運搬、休憩するためのスペース……等々、様々な使い方ができるのである。

 トレーラーはすべて牽引免許が必要になると思っている人もいることだろう。しかし、トレーラーの総重量が750kg以下なら牽引免許は不要で、普通自動車免許で牽引することが可能だ。つまり牽引免許が必要か否かは、トレーラーの「重さ」がポイントとなる。

 そのため、マルチシェルトレーラーは最大積載量500kg以下に設計されている点がポイントだ。補足しておくと、このほかに牽引する車両と積載物の後端までのトータルの全長が12m、高さが3.8m、全幅は牽引する車両の全幅に左右15cmを加えた長さ以下などといった条件も満たさなければならない。

 軽量の秘密は、船と同じFRP製であるからだ。ゲルコートという塗料を型に吹いてガラス繊維のマットを樹脂で固めて成型し、離型して作られる。

 寸法は長さ4200cm、幅1680cm、高さ1800cmなので、カーゴ内部は十分に広く、とてもゆとりがある。天井の一部を開閉式にするなど、加工しやすいFRPシェルの利点を活かせば様々な用途に使うことができそうだ。

 また、トレーラーとこのFRPマルチシェルは、4本のボルトで固定されているだけなので、シェル部分とトレーラーを脱着することも可能だ。

 自分でDIYしたい人にとっても楽しめ、庭や駐車場にカーゴスターを置いておけば倉庫として使え、さらに趣味の部屋としても作り込める。また、台風や地震などの災害時にシェルターとして活用することもできるだろう。

 製造元は岡山県の新製品開発研究所で、販売は群馬県のATV群馬がおこなう。価格はベース仕様の状態で187万円から。自分スタイルにカスタマイズを楽しめるマルチシェルトレーラーは、その名のとおり、使う側の発想次第で、遊びにも仕事にも様々な用途に使えて、色々な活用ができそうだ。

Gallery【画像】キャンプやオフィス、キッチンカーなどに使いたい「マルチシェルトレーラー」を見る(9枚)

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