革らしい革=ヌメ革を使ってシンプルさを追求
1965年創業の老舗革製品ブランド・土屋鞄製造所から、上質な国産ヌメ革を使用したレザー小物シリーズ「NUME(ヌメ)」が新登場。シンプルなデザインのなかに美しいつくりが際立つ、長財布、小銭入れ、名刺入れ、IDカードケースなど11型が発売された。

ヌメ革とは、植物の渋の成分であるタンニンでなめされた、素朴な仕上げの革。ナチュラルで上質感のある風合いや、キズやシワが刻まれた自然な表情、あたたかな手触りを持つ“革らしい革”として人気が高い。
使いはじめは固いものの徐々にやわらかくなじみ、使い込むほど色ツヤが増して味わい深い風合いへと変わっていき、ていねいに使えば長年の愛用に応えてくれることから、革好きに高い人気を誇る革素材だ。
そんなヌメ革を使った新シリーズ「NUME」の特徴について、土屋鞄製造所の広報・山登有輝子さんは次のように話す。
「『NUME』は、素材、デザイン、機能のすべてにおいてシンプルさを追求した、ヌメ革のナチュラルな上質感が特徴の新シリーズで、性別や年齢を問わず、幅広いシーンになじみます。同時に、贅沢な革使いと細部にまで手間をかけたていねいな仕立てで、ビジネスシーンにふさわしい品格も大事にしています。
また、内装にもできるだけヌメ革をあしらい、上質感のある雰囲気に。外側を切り目仕立て、内側をヘリ返しで仕立てることで、陰影の立体感も大事にしました。そのほか、金具の色をシルバー、ステッチを革の色と同色にすることで、全体をすっきりとした印象に仕上げています」
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