快適性をアップさせた上にスマート機能も搭載
自転車もついにスマート化の時代へと突入した。キャノンデールの「Synapse(シナプス)」は、同ブランドが展開するロードバイクのフラッグシップモデル。「絨毯(じゅうたん)の上を走っているかのよう」と評される優れた快適性が特長で、長距離を走る“エンデュランスロード”にカテゴライズされる。

先頃リリースされた新型「Synapse」は、キャノンデールのエンデュランスモデルとして初めて、エアロチューブタイプのフレームを採用。空力性能を高めた。
また、最大35mmまでの太さに対応するタイヤクリアランスを確保し、ちょっとしたグラベル(未舗装路)ライドにも対応。フレームは旧モデルに比べて柔軟性を8%向上させて乗り心地をさらに改善するなど、万能ロードバイクとしての実力に磨きをかけている。
なかでも注目すべきは、ロードバイクとして初めて“スマートセンス”を採用したこと。これは、前後ライトとリアレーダーを備え、それらをダウンチューブ下部に搭載したバッテリーで動かすシステム。ツーリング時にライトを持参する必要がないほか、後方から近づくクルマのスピードと距離を感知し、アラームを鳴らして知らせてくれる機能も備える。
キャノンデール・ジャパンで広報を務める山本和弘さんは、新型にスマートセンスを搭載した理由を次のように語る。
「日中でもライトを点灯させるデイライトが一般化し、前後ライトを搭載してライドを楽しむライダーが増えたこと、そして、安全への意識の高まりからリアレーダーを使うライダーが増えてきたこと、このふたつが新型『Synapse』にスマートセンスを搭載した大きな要因です」
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