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メルセデス「Gクラス」新車オーダー受付中止!? バックオーダー抱えすぎの上に半導体不足が原因か?

生産が追いつかない「Gクラス」の台所事情とは

 2018年に発表され、大きな話題を呼んだメルセデス・ベンツのクロスカントリー4WD「Gクラス」。この2018年の新型発表時には、メルセデス・ベンツは、フルモデルチェンジとも、マイナーチェンジとも呼ばず、型式も「W463」がそのまま継承されている。そしてGクラスの人気は今もなお衰えることはなく、2025年にはさらに大規模なマイナーチェンジで、さらにその魅力を高めるとも噂されている。

「Gクラス」はしばらくオーダー受付を中止しているという
「Gクラス」はしばらくオーダー受付を中止しているという

 だが最新の情報によれば、現在メルセデス・ベンツは現行Gクラスのオーダーを一時的に中止している状況にあるという。このオーダー中止命令は、2022年1月の中旬に発効したもので、理由はアメリカ市場ではすでに3年を超えたという納車待ち期間の長さによる。世界的な半導体不足など、一部部品の不足がこの納車待ちの直接の原因となっていることは間違いないところだ。

●Gクラスにカブリオレが出る?

 一方でニューモデルの開発には大きな変更はない。例えばBEVの「EQG」や、今回はG63の車名が与えられることになる「4×4スクエアード」などはその典型的な例だ。デビューは2025年まで遅れる見込みとのことだが、新たに最新のMBUXインフォテイメントシステムを搭載するなど、その装備レベルやセンターコンソールなども一新されるという情報が伝わっている。

 さらに2021年には、オーストリアのマグナ・ステア社によってGクラスが生産されているグラーツ工場で「フォルダブルーフ」と呼ばれる製品を作るための新たなエンジニアが雇用されたという話題も飛び込んできた。それが事実であるのならば、近い将来Gクラスにはカブリオレ・モデルが追加設定されることになるのだろう。

 現在のGクラスの市場は、長いウエイティングリストに並びたくなければ、それに相応なプレミアムを支払う必要が生じている。これはスーパーカーやハイパーカーなどと同じ現象といっていいだろう。

 たとえばアメリカでの「メルセデスAMG G63」の価格は、走行距離にかかわらず30万ドル(邦貨換算約3440万円)以上に達しており、2018年から発売された「エディション・ワン」のような初期モデルには、最大で5万ドル(邦貨換算約570万円)の価格高騰が見られるという。

 このような事情はヨーロッパでもまた同様。新車で通常16~17万ユーロ(邦貨換算約2070万〜2200万円)の価格で販売されているモデルは、付加価値税を除いて最大で23万ユーロ(邦貨換算約2980万円)を出さなければ購入できなくなっている。Gクラス人気ははたしてどこまで高騰するのか。これからもその動向には注視していきたい。

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