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「ブロンコ」が「ディフェンダー」より渡河水深能力が高くなった! 北米で登場した最強特別仕様車「エバーグレーズ」とは

ラダーフレームに最新の電子制御が加わった本格クロカン

 現在、SUVやピックアップトラックがラインナップのほとんどを占めているフォード。2020年には、1996年までの30年間にわたって愛されてきた「ブロンコ」を復刻させ、話題となった。

 2020年に発表された新型は、時代に合わせて先代の5リッターV8エンジンではなく、多くのフォード車に使われる2.3リッターV6エコブーストエンジンを搭載。4速ATだったトランスミッションも10速ATとなった。何より、歴代モデルが全幅2m超えのアメリカンサイズだったのに対し、新型は全幅1928mmとなり、フォード初の中型SUVとなった点も大きい。

カーボナイズドグレーに仕上げられたグリルには、ブラックペイントされたブロンコバッジが備わる。写真のボディカラーは、エバーグレーズ専用のデザートサンド(C)Ford Motor Company
カーボナイズドグレーに仕上げられたグリルには、ブラックペイントされたブロンコバッジが備わる。写真のボディカラーは、エバーグレーズ専用のデザートサンド(C)Ford Motor Company

●悪路走破性に長けた特別仕様車

 ブロンコは、ラダーフレームシャシにパートタイム4WDと電子制御デフを組み合わせた本格クロカンで、初代から続いているコンセプト「G.O.A.T.(Goes Over Any Type of Terrain – どんな地形でも走り抜ける)」を受け継いでいる。ボディは4ドアと2ドアの2種類があり、「ラプター」と呼ばれる3リッターV6搭載の高性能モデルも存在する(ジープ車に設定される“ルビコン”のようなもの)。

 そんなブロンコだが、2022年2月に特別仕様車である「エバーグレーズ」が発表された。エバーグレーズとは、アメリカのフロリダ州南部にある湿地帯の名前で、泥炭、泥灰土からなる悪路と生い茂る樹木や野生生物などが有名な場所だ。

 エバーグレーズ仕様は、4.5トンの荷重にも耐えられるというフロントマウントウィンチやサスクワッチパッケージ、スチール製アンダーボディプロテクションといったオフロード特化のオプションを追加し、アーバングリーンのアクセントがエクステリアを飾っている。Aピラーにはシュノーケルを設置することで、ランドローバー「ディフェンダー」の渡河水深900mmを超える925mmを実現した。

 このエバーグレーズ仕様は4ドアのみをラインナップし、価格は5万3000ドル(邦貨換算約610万円)。日本ではフォードの正規輸入がおこなわれていないため、手に入れたい場合は並行輸入オンリーとなる点が惜しまれる。

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Gallery【画像】ウィンチとシュノーケルでクロカン度アップの「ブロンコ」を見る(7枚)

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